営業手当って、会社によっては営業職になるだけで支給されるから「ずるい!」って思いますよね。
でも、この記事を読んでいただければ、「なぜ営業手当がでるのか?」という意味合いがわかります。
・営業手当は役割と責任に対して支給される。
・スーツなどの服装を整える費用として支給される場合もある。
・ずるいと思ったら、自分がどうすれば満足できるのか?を考える。
営業手当は周りから見ればずるいかもしれません。しかし、支給されるだけのれっきとした理由があるんです。
Contents
営業手当について
まず営業手当とは?
まず営業手当の定義を確認していきましょう。
文字通り、営業職に対して支払われる手当です。細かく見ていくと、営業手当の目的は他にもあります。
営業手当が支給される意味合い
前述のとおり、営業手当とは主に営業としての役割や責任に対して支払われるものです。会社に利益をもたらす存在に対しての、プラスのお給料と言ってもいいでしょうか?
加えて、会社によっては客先に訪問する際に必要な、スーツや靴などの身だしなみを整えるために支給される場合もあります。
また、営業職は労働時間ではなく成果で業績が査定されるため、みなし残業代の代わりとして支給されるケースもあります。
私も調べるまで意識したことはありませんでしたが、営業手当の支給には明確な意図があるんですね!
営業手当の金額の相場は?
会社によって差があると思いますが、1~3万円であることが多いそうです。
出典:さの会計
ちなみに、私が以前いた会社は船舶部品を取り扱う商社でしたが、当時支給されていた営業手当は2万円でした。
営業手当がずるいと思ったら
なぜ手当が支給されるのか?を考える
外回りの営業職は社内にいる時間が少ないため、どんな仕事をしているのかイマイチわかりにくい場合があると思います。納得できない場合は、なぜ営業手当が支給されるのか?その理由を考えてみるといいかもしれません。
・営業がいなければ会社の利益が出ない
・外回り営業には、服装を整える手間と出費がある
・そもそも営業職は大変である
まず、営業職がいなければ会社に利益をもたらす存在がいないということです。例えば、1人の営業が年に2億円の売上を上げていて、営業利益率が10%だとしましょう。
2億円 × 10% = 2000万円
営業1人で会社に2000万円もの利益を上げているのです。もちろん、日本中の営業職がみんな利益を出せているとは限りませんが、デキる営業は月数万円の手当では足りないくらいの成果を出しています。
もしかしたら、会社での姿を見るとそれほど大変ではないように見えるかもしれません。しかし、営業先で客先に無茶な要求をされたり、厳しい叱責を受けているかもしれません。
それでも納得いかないなら?
それでもやはり納得がいかない!ということであれば、自分はどうすれば満足するのか?を考えてみましょう。
営業に負けない給料が欲しい:昇給の交渉をしてみる
営業手当がずるいと思うなら、それに相当する昇給の交渉をしてみるのもいいかもしれません。例えば、あなたが事務やサポート職などの補助業務を担当している場合、おそらく営業と比べたら賃金は見劣りしているのではないでしょうか?
ただし、これは大手企業では使いにくい手かもしれません。交渉によって一人の賃金を上げてしまったら、賃金基準から外れる存在を作ってしまうことになるからです。
一方で、従業員数50人以下くらいの会社であれば、まだ交渉を聞いてもらえる余地があります。
私は従業員数10人以下の会社に勤めていますが、会長から「辞めたくなったら給料上げてやるから相談しろ!」と言われています(離職率が非常に高いため)。実際に、以前勤めていた人の給料を上げた実績もあると聞いています。
もしあなたが「自分は同僚よりも会社に貢献している!」という自覚があれば、一度交渉してみるものいいでしょう。必ず聞き入れてもらえるというわけではないですが、言ってみないことには何も変わりません。
営業との格差を解消したい:転職で年収アップを目指す
今と同じような仕事内容で、高い年収の会社に転職する手もあります。かなりの労力が掛かりますが、どうせ会社に昇給を交渉したところで月1万円上がればいい方でしょう。
それよりも、転職サイトなどで求人を探し、思い切って年収50万~100万円UPを狙ってみる方が効率がいいと言えます。
確かに、転職はESを考えたり面接対策をしたりでかなりの手間がかかります。転職してからも、1~2年は仕事を覚えるのに苦戦することでしょう。しかし、その苦痛を乗り越えたからこそ得られるものがあります。
営業手当をそっくりそのまま貰いたい:営業職に飛び込んでみる
ずるいと思いつつ、営業手当分の給料が欲しい…!と思う方にとって、一番手っ取り早いのは自分が営業になることです。
そうは言っても営業の仕事はやりたくない!とお思いかもしれませんが、あなたは営業の仕事内容をどれだけ知っているでしょうか?
仕事内容や待遇を詳しく調べてみたら、想像より低いハードルの内容かもしれません。社内の人に営業の内容を詳しく聞いてみたりして、自分にもできそう!と思ったら、営業職に異動願を出すのもアリだと思います。
月数万円の営業手当を受け取れますし、営業職はどの業界でも重用されます。今後のキャリアの選択肢を大きく広げられますので、できそうと思ったらぜひチャレンジすることをお勧めします。
まとめ
・営業手当は、役割と責任に対して支給される。
・スーツなどの服装を整える費用として支給される場合もある。
・ずるいと思ったら、自分がどうすれば満足できるのか?を考える。
営業手当は会社によっては、月数万円の金額が支給されており「ずるい!」という気持ちになることもあるでしょう。しかし、それだけ支払う理由が営業職にはあるのです。
うらやましい!という気持ちがあるのでしたら、営業手当に相当する収入を得る方法を探してみることがオススメです。
今の会社の営業よりも高い収入を得られる求人があるかもしれません。