ストレス解消

チクチク言葉を使う大人になるな!誹謗中傷への対処法4選&ふわふわ言葉を使うべき理由

「こんな簡単なこともできないの?」

「仕事遅くても給料出るっていいよね~」

人を不快にさせる、チクチク言葉。

子どもは「バカ!」「アホ!」など感情をそのままぶつけてきます。しかし、大人になるとイヤミったらしく相手を傷つけるチクチク言葉を使うようになる人も。

今回は、職場にチクチク言葉を使う人がいるときの対処法をお教えします。

チクチク言葉への対処法

・無反応を貫く

・社内、社外の権力を使って追い払う(内部通報、地域の労働局など)

・自分から離れる

チクチク言葉に耐え続けることがベストとは限りません。

大人のチクチク言葉はときに絶大な破壊力を持つからです。人をメンタル不調に追い込むことも出来てしまいます。

チクチク言葉について

チクチク言葉とは?

「チクチク言葉」とは、人を傷つけたり嫌な気持ちにさせたりする言葉を指します。

「どうしてこんな簡単なことができないの?」

「やっぱり君には無理だったか。」

「君っていつもそうだよね。」

チクチク言葉は、面と向かって怒鳴りつけるような言葉ではありません。しかし、ときには怒鳴るよりも嫌な気持ちを相手に与えます

子ども同士の会話だけでなく、職場で「チクチク言葉」を使う大人も多いのではないでしょうか?

チクチク言葉を使う大人はたくさんいる

あなたの周りにもいるかもしれませんが、わざわざ嫌味な言葉を選んで声を掛けてくる人は結構います。

・忙しい時に「こんなことも分からないの?」

・ミスを指摘する時に「またやったの?」

・あきれて「ほんとダメだよね。」

特に仕事の場合、上下関係を利用してチクチク言葉を掛けてくる人は少なくありません。

チクチク言葉のデメリット【メリットは皆無!】

相手のやる気を奪う

チクチク言葉を投げかけられると、嫌な気持ちがじわじわと広がって、次第にやる気を失います。

職場でもいませんか?わざわざ遠まわしに嫌な言葉を掛けてくる人。

なんでこの人こんな言い方するんだろうって。

それもそのはず。チクチク言葉は、わざと相手にダメージを与えようと思わなければ出てこないからです。

人間関係が悪化する

チクチク言葉が癖になると、周りにいる人が次第に離れていきます

わざとイヤミな言葉を掛けてくる人は例外なく嫌われます。

相手を非難するためだけの言葉は、相手だけでなく自分まで窮地に立たせることになります。

チクチク言葉を掛けた人の評価が下がる

チクチク言葉を使う人は、周囲から「人を傷つける人」と見られかねません

相手を非難して、一時的にはスッキリするかもしれません。しかし、周りから見るととても異様な印象を受けます。

・チームワークを破壊する人という印象

・わざと傷つける言葉を選ぶ人という印象

・相手の気持ちを考えられない人という印象

大人になれば、自分の発言の責任を問われる場面も増えます。言葉選びは慎重であるべきです。

チクチク言葉を言われた時の対処法4選

チクチク言葉を受けると、心が傷ついたり怒りを感じたりするものです。ただし、感情的に反応してしまうと、相手を助長させてしまうことも。ここでは、冷静に対応するための効果的な方法をご紹介します。

無反応を貫く【相手は反応を面白がっている】

ちくちく言葉を言う人の多くは、相手の反応を見てエスカレートしていきます。

こちらが怒ったり悲しんだりすると、効いていると思われてさらに標的にされることがあります。

攻撃を仕掛けても無反応な相手には、嫌がらせ続ける気がだんだんとなくなっていきます。

ただし、完全に無視するのが難しい場合は、淡々とした態度で受け流すのも一つの方法です。

ふわふわ言葉で反応する

チクチク言葉を逆に「ふわふわ言葉」で返してみましょう。相手が拍子抜けしてしまうことがあります。

「こんな簡単なこともできないの?」と言われたら、「そうですね。でもこれからもっと頑張ります!」と答える。

「またミスしたの?」と言われたら、「ご指導ありがとうございます。次は成功させます!」と返す。

敵意を持たない相手に、怒りの矛先を向け続けることは難しいのです。

逆に真っ向から言い返してしまうと、相手をさらにエスカレートさせる可能性があります。

内部通報制度を利用する

職場でのチクチク言葉が深刻なら、内部通報制度を利用するのも効果的です。

我慢して嫌な思いをし続けるくらいなら、使えるものはなんでも使っちゃいましょう

例えば、内部通報制度が整っている大手企業では、通報先部門の内線番号やメールアドレスが公開されていたりします。

まともな企業なら、匿名の通報としてきちんと取り扱ってくれます。

しかし、効果が期待できない場合もあります。

効果が期待できない場合

・内部通報機関が独立していない場合

・内部通報制度が形骸化している場合

・組織が小さすぎて、通報者の特定が容易な場合

内部通報制度が仕えない場合も往々にしてあると思いますが、手段の一つとして考えておきましょう。

権力を利用して追い払う【訴訟、警察など】

もし、チクチク言葉が誹謗中傷レベルに発展している場合は、公権力を使うことも考えましょう。例えば、民事訴訟や警察への相談です。

行き過ぎた中傷は、名誉棄損罪や侮辱罪に当たる可能性があります。

直接の罵倒やメールなどでの誹謗中傷であれば、証拠を残して弁護士や警察に相談する。法的な手段を示唆することで相手に「罪になるかも」と思わせ、思いとどまらせることができます。

証拠として集めるもの

・日時と内容を詳細に書いたメモ

・録音

ただし、法的手段に進む場合は、証拠を残すことが絶対条件です。当然ですが、証拠もなしに人を罪に問うことはできないからです。

チクチク言葉をやめてふわふわ言葉を使おう

感謝の気持ちを伝える

日頃の感謝を言葉にするだけで、人間関係はぐっと良くなります。

職場や日常生活では、言葉一つで相手との関係が大きく変わるからです。

「ありがとう」

「助かったよ」

「○○さんのおかげでスムーズに進みました」

簡単な一言でも、相手にポジティブな影響を与えることができます。

仕事に対するモチベーションをあげる

ふわふわ言葉は、相手のやる気を引き出す力があります。

良い言葉をかけられると、「もっと頑張ろう」という気持ちが自然に湧いてきます。

「さすがだね!」

「その発想は素晴らしい!」

「これ、すごくよくできてるね!」

こうした言葉が、職場の雰囲気を良くし、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。

大人のチクチク言葉集

「なんでできないの?」

「なんで?」という聞き方は、相手に精神的負担を強いられることになります。

相手に責任を問う場合に使われることが多いからです。

「あ、もういいです。自分でやるので」

言いかえると、「あなたには能力がないから私がやります。」という言い方になります。

相手に無力感を与えます。

「何を言っているのか理解できません」

相手の伝達力不足をはっきりと伝える言い方です。

また、自分の理解力不足を棚に上げて、相手に責任を負わせる言い方でもあります。

「社会人何年目ですか?」

言い換えると、「社会人5年目なのにこんなこともできねーのかよ!」となります。

パワハラが常態化した職場でよく聞くチクチク言葉です。

ふわふわ言葉集

「ありがとう」

単純に、感謝してくれる人の周りに人は集まります

口癖にして悪いことは全くありません。

「さすが、○○さん」

ポジティブな言葉を掛けてくれる人も周囲から好かれます。

「いつもこういうところが助かっています」

相手の細かい工夫などを見ている人が良く言う言葉です。

「この人、そんな細かいところまで見てるんだ…」と思わせます。

まとめ:ふわふわ言葉で未来を明るく

大人のチクチク言葉は、ときに相手のメンタルを破壊します。

チクチク言葉が飛び交う職場では、誹謗中傷に屈することなく対処することが求められます。