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ロングスリーパーは早死にするかもしれません。不安な方は要診断!老けない特徴も。

10時間寝る人
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ロングスリーパーって早死にするの?
若々しくいたい人
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ロングスリーパーって老けやすい?

ロングスリーパーの方、またはロングスリーパーになりたい方は、こんなうわさ話を聞いたことがあるのではないでしょうか?

結論

ロングスリーパーは若干早死にします。

ロングスリーパーはすぐに死ぬというわけではありません。しかし、寿命が短いという研究結果が出ています。

長すぎる睡眠時間は、寿命を削る可能性があります。

では、ショートスリーパーの方がいいのか?

どちらもダメです。長生きかつ健康に生きるためには、睡眠時間は6時間~8時間の間に収めるのがベストです。その中で、翌日に眠くならない時間を目安にしましょう。

実は10時間以上の睡眠は、3時間睡眠の死亡リスクを超えます

ここでは、ロングスリーパーの特徴と早死にの理由を解説し、診断方法もお教えします。

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ロングスリーパーの特徴

まず、ロングスリーパーの特徴を確認しましょう。

1日9時間以上の睡眠を必要とする人

睡眠障害とは違う

病気ではない

長時間の睡眠を必要とする人は、いわゆるロングスリーパーと呼ばれます。一般的には、1日に9時間以上の睡眠を必要とする特徴があります。

はっきりとした原因はわかりませんでしたが、生まれつきの体質か遺伝によるものと考えられています。

また、睡眠障害とは異なります。あくまで、健康な睡眠と取れるうえで9時間以上寝てしまう人です。

ロングスリーパーの診断方法は後述します。

ロングスリーパーは本当に早死にする?

結論:若干早死にする【9時間を超える睡眠の場合】

長時間の睡眠は健康に良いと考えられることもあります。しかし、寿命を縮める可能性があると言われています。

『国立研究開発法人 国立がん研究センター』が興味深い調査をしています。

睡眠時間7時間の人を1とした場合の死亡率です。なんと、1日に9時間以上睡眠をとる人は死亡率が1.2倍、10時間を超える人に至っては1.8倍となっています。

循環器疾患が原因で死亡するケースについては、なんと3.6倍です…!寝すぎることで血流が滞るのが原因でしょうか??

また、5時間以下になると同じく死亡率が上がるので、睡眠時間は7時間前後が望ましいということが良くわかります。

つまり、睡眠時間は長すぎても短すぎても早死にするということです。

出典:『睡眠時間と死亡リスクとの関連について ―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告―』国立研究開発法人 国立がん研究センター、2025年

死亡リスクが最も低いのは7時間台

先ほどの調査を見ても、最も死亡リスクが低いのは1日7時間前後の睡眠をとる人です。

この睡眠時間の人は、心臓病や糖尿病のリスクも低く、健康状態も良好であることが多いとされています。

一方で、睡眠時間が長すぎる場合も短すぎる場合も、どちらも早死にや健康リスクが高まる可能性があります。

早死にの主な原因は「閉塞性睡眠時無呼吸」と言われている

同じ調査で早死にの原因が推測されていました。

長時間睡眠では、閉塞性睡眠時無呼吸が多くなり死亡リスクの増加と関連することが考えられます。

また、長時間睡眠では病気を持っている人が多く、より死亡に結びつきやすいことも示唆されています。

結論ではないので、今後の研究によって、詳しい関係がより明らかになることを期待しましょう。

ロングスリーパーは老けないのか?

結論:関連性はない

ロングスリーパーの寿命は短いです。しかし、睡眠時間で老けないかどうかは判断できません

見た目の変化には、生活習慣、食事、運動などの要素が関係しています。よって、睡眠時間の長さだけで老化のスピードを論じることはできないからです。

老化の原因はほとんど解明されております。

”老化の主な原因は、老化の原因として、現在考えられているのは、細胞の酸化と糖化である。”

つまり、睡眠時間の調節よりも、他に老化に影響する要素があるということです。睡眠時間の調節をすれば老けないということはありません。

引用:『人は、なぜ老いるのか─老化は細胞の糖化と酸化から─』財団法人神奈川県予防医学協会、1999年8月

脳は老けるかも【脳機能の低下】

長時間睡眠が続くと脳の機能が低下し、記憶力や集中力が落ちる可能性があるという研究結果があります。つまり、「脳の機能は老ける」と言えるでしょう。

特に、高齢になると長時間の睡眠が認知機能の低下につながることが指摘されています。

イギリスのウォーリック大学の調査によると、長時間睡眠は認知症や脳の老化と関係する可能性があるとしています。

この研究では、長時間睡眠をとる人ほど脳の働きが鈍くなる傾向があることがわかりました。

ただし、睡眠時間そのものが原因なのか、ほかの要因が関係しているのかはまだはっきりしていません。まったく老けないことはないのです。

ロングスリーパーになる原因

遺伝

ロングスリーパーになる原因の一つとして、遺伝が関係していると考えられています。

親が長時間の睡眠を必要とする場合、その子どもも同じような傾向を持つことが多いと言われています。

実際に、睡眠時間の長さには個人差があり、遺伝子レベルで決まっている部分もあるとする研究結果もあります。

体質

生まれつき疲れやすい体質の人は、ロングスリーパーになりやすいかもしれません。

例えば、エネルギーを多く消費しやすい人や、代謝が活発な人は、体を回復させるために長い時間の睡眠を必要とすることがあります。

実際に、野球一筋で知られる大谷翔平選手は、夜10時間、昼寝を2時間するそうです。

さらに、成長期の子どもは、睡眠時間が長い傾向にあります。

体の回復や成長に多くのエネルギーを使うため、長時間の睡眠をとることでバランスを保っているのかもしれません。

過労

過労が原因でロングスリーパーになる場合もあります。これはロングスリーパーというより、疲労回復のために一時的に多く睡眠が必要になる現象です。

長時間の労働や精神的なストレスが続くと、体が十分に回復するためにより長い睡眠を必要とします。

実際、私も14連勤後の休みは、9-10時間ほど寝ていたこともあります。

しかし、慢性的な過労が続くと、睡眠だけでは回復しなくなるかもしれません。

特に、睡眠の質が低下している場合は、長時間眠っても疲れが取れにくくなります。このような場合は、生活習慣の見直しが必要です。

どんな症状がある?

ロングスリーパーの人には、いくつかの共通する症状があります。

まず、一番の特徴は、充分な睡眠を取らないと「日中に強い眠気を感じる」ことです。

普通の人が6〜8時間の睡眠で問題なく活動できるのに対し、ロングスリーパーの人は9時間以上眠らないと十分に回復できません。

そのため、睡眠時間が足りないと、日中に集中力が落ちたり、ぼんやりしたりすることがあるそうです。

ただし、ロングスリーパーであっても、長時間眠ることで日中に問題なく活動できる場合は、特に心配する必要はありません。

大切なのは、自分にとって最適な睡眠時間を知り、それを確保することです。

ショートスリーパーとロングスリーパーの違い

ショートスリーパーの人は、6時間未満の睡眠でも十分に回復できる体質を持っています。

これは遺伝的な要因が大きく関係しており、無理に睡眠時間を長くしても、かえって調子を崩すことがあるようです。

一方、ロングスリーパーの人は、9時間以上の睡眠を必要とします。睡眠の質が低いわけではなく、長時間眠ることでようやく体が回復するという特徴があります。

どちらが「良い」「悪い」ということではなく、その人それぞれが無理をしない睡眠時間を取ることが重要です。

過眠症との違い

過眠症は病気の一種であり、充分に眠っても日中の強い眠気が続くという特徴があります。

ロングスリーパーとは異なり、過眠症は日常生活に支障をきたす症状です。医療機関での診断や治療が必要になります。

ロングスリーパーの人は、十分な睡眠を確保すれば日中に強い眠気を感じることはありません。

そのため、睡眠時間が長くても、昼間の活動に問題がない場合は過眠症とは言えず、単なる体質の可能性が高いです。

ロングスリーパーのデメリット

寿命が短い傾向にある

ロングスリーパーの人は、短時間睡眠の人と比べて寿命が短い傾向があるといわれています。

いくつかの研究では、1日9時間以上の睡眠をとる人は、7時間台の睡眠をとる人に比べて死亡リスク跳ね上がります。

考えられる理由の一つとして、もともと体に何らかの健康リスクを抱えている可能性があることが挙げられています。

また、長時間寝ること自体が、血流の低下や代謝の低下を引き起こし、健康に悪影響を与える可能性もあります。

1日の活動時間が短くなる

ロングスリーパーの人は、1日の活動時間が短くなりやすいというデメリットがあります。

例えば、1日10時間の睡眠が必要な場合、通常の6〜7時間睡眠の人に比べて、自由に使える時間が3〜4時間も少なくなります。

そのため、仕事や勉強、趣味などに費やせる時間が限られ、生活スタイルに多少の影響を与えます。

また、社会の一般的な生活リズムに合いにくいことも課題です。

残業の多い仕事をしている場合、ロングスリーパーの人は十分な睡眠を確保するために、夜の自由時間を削る必要が出てきます。

無理に睡眠時間を短縮すると、日中のパフォーマンスが低下し、集中力や判断力に影響を及ぼすこともあります。

ロングスリーパーの診断基準

子どもの頃から睡眠時間が長い傾向である

ロングスリーパーは、生まれつきの体質によるものであることが多く、子どもの頃から睡眠時間が長い傾向があります。

幼少期から9時間以上の睡眠を必要としていた場合、成長してもロングスリーパーである可能性が高いと考えられます。

睡眠時間が10時間以上である

ロングスリーパーの人は、一般的に10時間以上の睡眠をとることが多いとされています。

7〜8時間の睡眠では十分に回復できず、もっと長い時間の睡眠を必要とします。

ただし、睡眠時間が長くても、昼間に眠気が強く出る場合は、別の睡眠障害の可能性も考えられるため注意が必要です。

長く眠れば昼間の眠気を感じることはない

ロングスリーパーの人は、十分な睡眠をとることで、日中に強い眠気を感じることはないそうです。

睡眠時間が確保されている限り、日中の活動に支障をきたすことはなく、普通に生活を送ることができます。

もし長時間眠っても日中に強い眠気が続く場合は、過眠症などの睡眠障害の可能性があります。

薬剤による影響がない

ロングスリーパーの診断を行う際には、薬の影響がないことも確認しましょう。

一部の薬には、眠気を強める作用があるものがあり、これが原因で眠気を誘発している可能性もあります。

例えば、抗うつ薬や抗ヒスタミン薬の一部には、眠気を引き起こす成分が含まれていることがあります。

日常的に薬を服用している場合は、薬剤による影響かもしれません。

他の睡眠障害がない

ロングスリーパーと診断されるには、ほかの睡眠障害がないことも条件の一つです。

例えば、睡眠時無呼吸症候群や特発性過眠症などの病気がある場合、長時間の睡眠が必要になったり、日中に強い眠気を感じたりすることがあります。

ロングスリーパーは病気ではなく、あくまで個人の体質によるものです。もし気になる場合は、医療機関での診断が必要かもしれません。

ロングスリーパーの治し方

根本的な治療はできない

ロングスリーパーは生まれつきの体質であることが多いため、完全に治すことは難しいとされています。

大切なのは時間そのものでなく、自分が日中快適に過ごせる睡眠時間を探すことです。

私の場合、6時間~7時間半がベストです。

睡眠の質を上げる

睡眠の質を向上させることで、短い時間でも十分に回復できるようになり、必要な睡眠時間が短くなることがあります。

長時間眠っているにもかかわらず、疲れが取れない場合は、睡眠の質が低下している可能性があります。

具体的には下記のような工夫が効果的です。

✅寝室の環境を整える

✅リラックスできる習慣を作る

✅適度な運動を取り入れる など

朝起きて太陽光を浴びる

太陽光を浴びることで、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑えられ、目覚めがスムーズになります。

体内時計を整えるためには、朝起きてすぐに太陽光を浴びることが大切です。

また、体内時計がリセットされることで、夜の寝つきも良くなり、より質の高い睡眠をとることができるようになります。

就寝前にスマホやパソコン画面を見ない

寝る前の1時間は、スマートフォンやパソコンを見ないようにするのが理想的です。

画面から発せられるブルーライトは、寝つきを悪くする原因になります。

どうしてもスマホを使いたい場合は、ブルーライトカットの設定を活用するのも良いでしょう。

深い睡眠がとれていたら大丈夫

ロングスリーパーだからといって、必ずしも改善する必要はありません

大切なのは、睡眠の質が高く、日中に眠気を感じずに活動できるかどうかです。

長時間の睡眠をとっても、日中に問題なく過ごせているのであれば、無理に睡眠時間を短縮する必要はありません。

自分に合った睡眠時間を見つけ、健康的な生活を送ることが大切です。

ロングスリーパーの有名人

ロングスリーパーの有名人

*アルベルト・アインシュタイン(物理学者、10時間睡眠)

*小柴昌俊(ノーベル物理学賞受賞者、11時間睡眠)

*大谷翔平(野球選手、12時間睡眠)

他にもたくさんいますが、ショートスリーパーもいればロングスリーパーの有名人もいます。

このように、ロングスリーパーの人の中には、高い創造力や集中力を発揮する人も多くいます。長時間の睡眠をとることが、必ずしも悪いことではないということがわかります。

まとめ:日中眠くならないくらいの睡眠を取ろう

ロングスリーパーは体質によるものであり、無理に短時間睡眠に変える必要はありません

大切なのは、日中に眠くならず、快適に過ごせるだけの睡眠を確保することです。

もし長時間の睡眠をとっても疲れが取れない場合は、睡眠の質を改善することを意識してみましょう。

生活習慣を整え、深い眠りを確保することで、より健康的な毎日を送ることができます。自分に合った睡眠スタイルを見つけ、無理のない生活を心がけることが大切ですよ!

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