自己啓発

職業訓練でWEBデザイナーはやめとけと言われる理由。向いてる、向いてない人を解説

結論:「やめとけ」まで言いませんが、職業訓練だけでは非常に厳しい

「Webデザイナーになりたい。でも、スクールに通うお金はないし、独学で続けられるかも不安…」

そんなときに見つけたのが、職業訓練校という選択肢。費用がかからず、基礎から学べるということで注目されています。

でもネットを見てみると、「職業訓練なんてやめとけ」「意味ない」という声もちらほら。

実際のところ、職業訓練でWebデザイナーを目指すのはアリなのかナシなのか。実態を知らないと、不安になりますよね。

結論として、職業訓練だけでWEBデザイナーになるのは非常に厳しいです。

職業訓練や民間スクール卒業生のWEBデザイナーは市場に飽和しているからです。

2024年度WEBデザイナーの有効求人倍率は0.12倍です。

つまり、1つの求人に対して9人の求職者がいます。

当然ですが、実務経験のあるデザイナーの方が採用されやすいです。

記事のトピック

・なぜやめとけと言われるか

・職業訓練のメリットとデメリット

・向いている人、向いていない人の特徴

自分にとって本当に合っているのかを見極めるヒントにしてみてください。

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目次

Webデザイナーの職業訓練とは?

職業訓練について

職業訓練は、就職を目指す人が、無料または低価格でスキルを学べる制度です。

Webデザインの分野でも、HTMLやCSS、画像編集など、基礎的な内容を教えるコースがあります。

WEBデザイン講座は非常に人気のコースで、入校倍率が高くなりがちです。

正社員として働いている人は利用できない

職業訓練は基本的に、就職していない人を対象とした制度です。

ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)は、しごとをお探しの方を対象とした「無料※の職業訓練制度」です。

出典:『ハロトレ特設サイト』厚生労働省

ハローワークに登録し、「求職中」であることが条件となります。現在正社員として働いている人は、この制度を利用できません。

入校テストに合格する必要がある

職業訓練に参加するには、入校テストの選考に通る必要があります。

選考は、簡単な筆記試験や面接が行われます。Webデザイン系のコースは、特に人気が高く、競争率が高くなりがちです。

介護福祉、農林業などほかの職種と比べ、倍以上の倍率があります。

例)介護福祉0.7倍に対し、デザインは約1.5倍

出典:『令和4年 ハロートレーニング(公的職業訓練)の実施状況』、厚生労働省

中には、2~4倍という倍率の講座もあるそうです。

誰でも入れるわけではないので、対策をして臨むことが大切です。

公共職業訓練と求職者支援訓練の2つに分けられる

職業訓練には大きく分けて、公共職業訓練と求職者支援訓練の2種類があります。

・公共職業訓練(離職者訓練)

→主に雇用保険を受給している求職者向けの職業訓練

・求職者支援訓練

→主に雇用保険を受給できない求職者(受給し終わった人も含む)向けの職業訓練。

月10万円の生活支援の給付金を受けながら受講できる。

失業給付を受給しているかどうかで変わりますが、受けられる講座には大きな違いはありません

職業訓練でWebデザイナーを目指すのをやめとけと言われる4つの理由

Webデザイナーになれるとは限らない

訓練を受けても、Webデザイナーになれるとは限りません。職業訓練はあくまで訓練です。

求人では実務経験が求められるなど壁は多く、卒業後の進路として、関連性の薄い仕事に就く人もいます。

職業訓練を受ければWEBデザイナーになれると楽観的に考えない方が無難です。

やめとけと言っている人も、この現実を知っているのかもしれません。

週5日間通学する必要がある(1日5時間程度)

職業訓練は、学校のように平日のほとんどを使って通う必要があります。

1日5時間ほどの授業が基本で、日中に用事がある人が通うのは難しいです。

日中の時間が取れない人にとっては、現実的に参加できないこともあります。覚悟と時間の余裕が必要です。

中途半端な覚悟なら「やめとけ」と言われるのも納得です。

有料の学校と比べると技術が古い傾向あり

無料で学べる分、教材や教えられる内容が最新とは限りません

特にWebの世界は技術の変化が早いため、コーディングなど学ぶ内容が若干古いとの声もあります。

一方で、有料スクールでは最新トレンドを取り入れているケースが多く、学習内容に差がつく可能性もあります。

有料スクールの方が学びが大きいのでやめとけ、と言うことかもしれません。

授業のペースについていけない場合がある

参加者のスキルレベルはバラバラなので、授業のスピードが合わないと感じる人もいます。

特にコーディングの場合、初心者にとってはつまずいたときに追いつくのが大変です。

ついていけないと感じたら、自己学習の時間を増やすなどの対策が必要になるかもしれません。

ついていけなければ、時間をムダにしてしまうのでやめとけ、と言う事かもしれません。

職業訓練でWebデザイナーを目指すデメリット4選

選考に落ちる可能性がある【倍率が高い】

Webデザイン系のコースは人気があるため、選考に落ちる可能性が上がります。

少なくても1.5倍、多いと3倍を超える申し込みが殺到します。特に都心部では競争率が激しい傾向にあります。

倍率が高く、希望しても入校できない場合もあるので、選考対策や志望動機の準備はしっかりしておいた方がいいでしょう。

やめとけ以前に入校さえできない人もいるのです。

就職先の労働環境には期待できない

訓練修了後に就職できても、最初はアルバイトや契約社員、業務委託など、安定しない雇用形態で働くことになるかもしれません。

WEBデザイナーは市場に飽和しておいるからです。

2024年度の有効求人倍率は0.12倍。

1つの求人に対して求職者が9人もいる状況です。

実務経験がなく職業訓練を受けた程度の求職者が、希望通りの職場を探すことは難しいといえます。

労働時間が長かったり、給与が低い現場もあるため、理想とかけ離れた現実に直面するくらいなら、やめとけと言う声も正解かもしれません。

未経験である以上、厳しい条件からスタートする覚悟が必要です。

最低限のスキルしか得られない【職業訓練で満足するならやめとけ】

訓練では基本的な内容に限られることが多く、実務で必要とされるスキルをすべてカバーできるわけではありません。

応用力やトレンドへの対応は、自分で勉強を続ける必要があります。習っただけで満足してしまうと、実際の現場では通用しないこともあります。

講師の質がピンキリ

教える先生のレベルにはかなり差があるという口コミを見ます。

業界経験が豊富なプロもいれば、教えるのに慣れていない人もいます。また、一生懸命教える人もいれば、熱心でない人もいるとのことです。

学校選びの際は、口コミや見学などで講師の雰囲気を確認しておくと安心です。

職業訓練でWebデザイナーを目指すメリット4選

タダに近い金額でwebデザインが学べる

職業訓練の最大の魅力は、なんといっても費用の負担が少ないことです。

通常なら高額な受講料が必要なコーディングの授業を、無料で受けることができます。

HTML、CSS、JavaScriptの基礎など、Web制作に必要な内容を体系的に学べます。

お金をかけずに挑戦したい人にとってはありがたい制度です。

就職支援が受けられる

ハローワークと連携して、就職サポートがしっかり行われるのもメリットのひとつです。

履歴書の添削や面接対策、求人紹介など、就活に不安がある人には心強い存在です。

デザインだけ学ぶ民間スクールと違い、「就職」がゴールに設定されている点も特徴です。

就職活動実績になり、失業給付の受給を受けられる

失業保険を受け取っている人は、職業訓練に通っているだけで「求職活動」としてカウントされます。

給付を受けながら学べるため、経済的な不安を和らげながらスキルアップできます。

また、受講中に自己都合退職後の給付制限が解除されるなどの優遇もあります。

受講中に給付金がもらえる場合がある

雇用保険を受けていない人でも、「求職者支援制度」によって毎月10万円の給付金がもらえることがあります。

生活費を補いながら学べるため、フルタイムで通う上でも安心です。

ただし、条件や手続きは事前にハローワークで確認しておくのがおすすめです。

職業訓練でWebデザイナーを目指すのが向いている人の特徴

わからないところを調べ、質問できる人

受け身ではなく、能動的に学べる人が向いています。授業ではすべてのことを教えてもらえるわけではありません。

自分で調べたり、人に聞いたりする姿勢がないと、理解が追いつかなくなってしまいます。

実務ではわからないことを自分で解決する必要があるため、恥ずかしがらず質問できるタイプが強いです。

明確にやりたいことがある人

Webデザインを学ぶ目的がはっきりしている人ほど、訓練期間を有意義に過ごせます。

「こういうサイトを作りたい」「将来はフリーで働きたい」など目標が明確な人は、自分からどん欲に学習することができます。

ただ漠然と通っていると、途中で挫折する可能性が高くなります。

職業訓練校の授業+1人でも学習できる人

授業だけで全てをマスターするのは難しいため、復習や追加学習が欠かせません

訓練で学んだ内容を家に帰って自分で深掘りできる人が成長します。

自習の習慣があるかどうかが、習得スピードを大きく左右します。

職業訓練でWebデザイナーを目指すのが向いていない人の特徴

パソコン操作が苦手な人

Webデザインの世界では、パソコン操作が基本中の基本になります。

ショートカットキーやタイピングに慣れていないと、授業についていくのが難しくなってしまいます。

授業ではソフトの使い方だけでなく、エラー対応やコード修正などの細かな作業も出てきます。

苦手意識がある人はかなり厳しいと言えるでしょう。

継続できない人

職業訓練は2〜6か月ほど通学が必要で、途中で投げ出さずに学び続ける力が求められます。

訓練受講総日数の8割を満たさなくなると退校処分となります。

また、給付金を受給している方は、1日でも欠席するとその月の給付金は支給されません。

最初のモチベーションが高くても、継続できなければ意味がありません。コツコツ取り組める性格の人に向いています。

なんとなく憧れでWebデザイナーを目指している人

「オシャレな仕事っぽいから」「自由に働けそうだから」など、ふわっとした憧れだけで目指すのは危険です。

WEBデザイナーは求人倍率も高く、常に学び続ける姿勢が求められます。想像とのギャップに耐えられず、途中で気持ちが折れてしまうことも。

明確な目標がない場合は、もう少しリサーチしてから決めるのがおすすめです。

職業訓練以外でWebデザイナーを目指す方法

職業訓練以外にも、Webデザイナーになるための道はいくつかあります

たとえば、オンラインスクールや書籍、YouTubeなどで独学する方法があります。最近では、月額制で学べるサブスク型の教材も人気です。

短期集中型のスクールは、現役デザイナーから直接学べるメリットがあります。

民間で成長しているようやスクールは、職業訓練よりも結果にコミットしてくれます。得られるものは大きいです。

まとめ:職業訓練だけでWebデザイナーは厳しい

職業訓練は、Webデザインを学ぶひとつの手段として魅力的ですが、万能ではありません。

やめとけとは言いませんが、自分で調べたり、追加学習する努力が必要になります。また、向き不向きもあるため、自分の性格や生活状況としっかり向き合うことが大切です。

職業訓練だけにこだわらず、他の方法も視野に入れて、自分にぴったりの学び方でWebデザイナーを目指しましょう。

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