当たり障りなく断ることって
難しいですよね。。。
仕事で上司や顧客から頼まれごとをされたとき、仲の良い友達からの誘いを断らなければならないときなど、上手に断るスキルを要求される場面って、本当に多いです。
しかし、そんなあなたにこの記事では、当たり障りのない断り方のコツと例文をお教えします。
●当たり障りなく断るテクニックの基本
〇当たり障りのない断り方のシーン別例文
●当たり障りなく断る際の注意点
相手の気持ちを害したくない、場の空気を悪くしたくないときには、当たり障りのない断り方は必須スキルだからです。
この記事では、シーンごとの断り方の例文や注意点、さらに好印象を与える方法までご紹介します!
Contents
断れない人ってどんな人?
断れない人の心理状態は?
断れない人は、相手を傷つけたくない、対立を避けたいという思いが強い人ではないでしょうか?人との関係を大切にするあまり、波風を立てないことを優先してしまいます。
断れないとどうなる?
断ることができないと、頼まれる度に相手のために行動することになります。その度、自分の時間やエネルギーが奪われ、自分がやりたいことができません。
さらに相手から「いつでも頼める」と思われてしまうことで、余計な頼まれごとや誘いが増える悪循環が発生します。これでは、相手にいいように利用されているに過ぎません。
私の元同僚でも断れない先輩がいましたが、そういった人は相手から都合のいい存在と認識され、余計に頼まれごとに見舞われやすいです。
だからこそ「当たり障りのない」が重要!
だからこそ、断るときは断る。しかし波風を立てないために「当たり障りなく」断るスキルが重要となるわけです。
きっぱりと断れば、相手との関係にヒビが入るかもしれない。だからと言って、相手を気にし過ぎれば、やっぱり断れないことになります。
「関係を維持できる」「しっかりと断れる」の両取りができる方法を一緒に見ていきましょう!
当たり障りのない断り方の基本
まずは基本です。当たり障りなく断るには、相手の気分を害さない、断った後でも相手を悪い気分にさせないことが必要です。
「残念な気持ち」を表現
「今回は本当に行きたかったんですが…!すでに別の誘いを受けていまして!」
「ご期待に添えず、大変心苦しいです!」
感情をこめて残念な気持ちを伝えることで、相手に真剣さを感じてもらえます。「それなら仕方ないな」と思わせるくらい、大げさに伝えましょう。
「参加できない理由」を伝える
「すみませんが、この仕事明日までに終わらせないといけないんで、今回は参加できません!」
「今日は荷物が届くから、どうしても帰らなくちゃいけないんだ!ごめん!」
具体的な理由を伝えることで、納得してもらいやすくなります。理由は嘘でもいいです。ただ、相手に嘘とバレにくい納得感のある理由を考えましょう。
「ストレート」ではなく「カーブ」を投げる
「入りそうな予定があって、もう少し考えさせてもらってもいいですか?」
「今日中に見積書作るのが終われば行きますね!」(本当は行く気がない)
誘いに応じるとも応じないとも取れる表現を用いることで、その場で相手に断らなくて済みます。後で、やっぱり行けなくなった!と伝えれば角が立ちにくいです。
「あなたの誘いなのに」と特別感を出す
「〇〇さんに誘っていただいたのに、本当に申し訳ないです・・・」
「君の誘いなら行きたかったのにな~💦」
と、「あなたの頼み事なら受けたかった!」という気持ちを伝えれば、相手は悪い気はしません。
当たり障りのない断り方の応用3選
次は応用です。基本が通じなかったらプラスαで攻めましょう。
相手にデメリットがあることを伝える
「私がやると丸2日掛かりますけど、いいでしょうか?」
「受けてもいいけど、私結構口出しするよ?」
あなたが引き受けることで、相手にデメリットが生じることを伝えましょう。そのデメリットが相手にとって本当に不利益なら、あっさり引き下がるかもしれません。
相手の依頼に大げさに驚く
「そんな大きなお願いを私に!?私がやるなんてとんでもない!」
「その値段高すぎませんか!?今回は見送らせていただきたいです。」
相手が軽い気持ちで依頼をしてくる場合に、その内容を聞いて大げさに反応してみるのも手です。相手からすれば「そんなに大変な頼み事だったかな?」「そこまで驚かれるとは思わなかった」と、頼むことを躊躇する人も一定数います。
有効な場面は限られるかもしれませんが、場合によっては効果アリです。
かなり困っている演技をする
「今、本当に忙しくて、これ以上はちょっと無理なんです…泣」
「今やってること、今日中に仕上げないとメッチャ怒られるんだよね…それ今日じゃなくちゃダメ?」
極限に困っていて、相手の依頼を受けることが状況的に難しいというアピールをします。特に仕事が絡むときに有効で、終業後の飲みや友達からの誘いを断るときに使えます。
シーン別:当たり障りのない断り方の例文
次に例文をご紹介します。ビジネスだけでなくプライベートでも使えるような例を選定しました。
仕事での頼まれごとを電話で断るとき
「申し訳ありませんが、今週は外出の予定が多く入っているため、今回はご対応が難しそうです。また別の機会お声がけいただけると幸いです。」
仕事での頼まれごとをメールで断るとき
「いつもお世話になっております。ご依頼いただきありがとうございます。いただいたご依頼につきまして、これ以上の納期短縮は難しく、早期納入ができかねる状況です。お力添えできず申し訳ございません。ご理解いただけますようお願いいたします。」
テレアポの電話を断るとき
「営業のお電話でしたら、お断りするように仰せつかっております。失礼します。」
「貴重なお話をありがとうございますが、現在は他のサービスを利用しており、乗り換えの予定はございません。どうもありがとうございました。」
食事、飲み会を断るとき
「お誘いありがとうございます。でも、今日は家で荷物を受け取らないとなので、また次の機会にぜひお願いします。」
「大阪に住んでる友達が久しぶりにこっちに来てて、泊めなきゃいけないので、すみませんが今回は不参加でお願いします。」
上司からの雑談を断るとき
「すみません、今日中に発送の準備をしないといけないので、また後ほど伺います!」
「見積を午前中までに出さないといけないので、ちょっと失礼しますね~」
休憩中の頼まれごとを断るとき
「そうなんですね。休憩後に改めて確認させていただきます。」
(または、そもそも頼まれないように外出する。)
ウォーターサーバーの勧誘を断るとき
「今は特に必要としておりませんので、大丈夫です。ありがとうございます。」
「置くスペースがないので遠慮させていただきます。ありがとうございます。」
マルチ商法を断るとき
「今のところ必要ないので、お断りさせていただきます。興味が湧いたらお声がけします。」
「叶えたい夢もないので、私には特に必要ありません。」
長電話を断るとき
「あなたも明日早いでしょ?私も明日6時に起きなきゃいけないから、また今度話そ~」
当たり障りなく断るときの注意点
相手によっては失礼にあたる
軽く断るつもりでも、断り方と相手によっては「軽んじられている」と感じてしまうことがあります。特に、親しくなりかけの関係や上司部下の関係では、断り方を慎重に考える必要があります。
自分がないがしろにされたと感じる人もいる
断り方次第では「来たくないならはっきり言えばいいのに…」と受け取られるかもしれません。本当に仲の良い間柄なら、当たり障りない断り方ではなく、ストレートに断ってもいいかもしれません。
白黒つけない物言いにイラつく人もいる
相手にいい顔をしようとし過ぎると、相手を不快にさせることがあります。断る際には、結論ははっきりと、表現は穏やかに、を心がけましょう。
これからも誘いが続く可能性がある
あいまいな断り方では、相手に「また次回誘ってみよう」と思わせてしまうことも。二度と誘われたくないときは、次回の期待を持たせないように断りましょう。
ビジネスでの「断り文句」
「残念な気持ち」を表現
「今回ご期待に添えず、大変残念です。」と伝えることで、相手に真剣さを感じてもらえます。コツは、150%くらいオーバーに申し訳なさを伝えることです。
「参加できない理由」を伝える
「今日は子供の迎えがあるので、今回は参加できません。」と具体的な理由を伝えることで、説得力が増します。絶対にバレないのであれば嘘でも構いません。むしろ、当たり障りなく断るためには、多少の嘘は必要です。
「ストレートに言わない」ことで角が立たない
「現時点では難しいかもしれません」と、遠回しな表現を用いれば、ダイレクトに断るよりも相手へ角を立てなくて済みます。あいまい過ぎて逆に失礼にならないように気を付けましょう。
「あなたの誘いなのに」と特別感を出す
「〇〇さんに誘っていただいたのに、本当に申し訳ないです。」と、相手の誘いに価値を感じているアピールをすることもオススメです。上手く伝われば、相手は断られたとしても悪い気はしません。
「もう誘われたくない」場合の断り方
日常的に忙しいことを理由に断る
「最近、残業が多くて時間が取れないんです。申し訳ないです。」
「休日も大学のゼミ友達との集まりがあったりして…」
と年中忙しいアピールをすることで、大体の場合次第に声が掛からなくなります。
そっけなく断る
「今はちょっと無理ですね。」と簡潔に言うことで、誘う気を失せさせる作戦です。「なんだアイツ、付き合い悪いな」と思われれば、二度と声が掛からなくなります。
他にやることがあるアピールをして断る
「今、業務改善のための企画を練っていまして。」などと、やるべきことがあると伝えれば、無理に誘われることが少なくなります。
時にはきっぱりと「NO!」を伝える
「申し訳ありませんが、そのお誘いは興味がないのでご遠慮させていただきます。」と、参加の意思がないことをしっかり伝えることも大切です。
当たり障りのない断り方では、相手に「次なら参加してくれるかな?」と思わせてしまい、自分にとっても相手にとっても良くない方向に進んでしまいます。
それでも断れないときは?
どうしても断れないときは、誘ってくる人と距離を置きましょう。声が掛かるたびに誘いに乗ってしまっていては、自分のエネルギーと時間とお金をムダにすることになります。
断る勇気がなかったり、相手が強引に誘ってくるときは、今の距離感を維持するべきではありません。連絡の頻度を少なくしたり、会社であれば部署異動を願い出ることも考える必要が出てきます。
まとめ:方法は意外とたくさんある。
●当たり障りなく断るためにはテクニックが必要
〇シーン別、当たり障りのない断り方の例文(参考になって欲しい)
●断り方は相手との距離感や立場の違いによって変える
当たり障りのない断り方は、社会人の必須スキルです。でも、方法を探してみると意外といっぱい断り方がありましたよね?
上手な断り方を身につけることで、人間関係を維持しつつ、自分が大切にしているものにエネルギーと時間を割きましょう!