ストレス解消

モラハラに職場で仕返しする方法6選。訴える準備をせよ!チェックシートもあり。

職場のモラハラ野郎になんとかして仕返ししたい…!

モラハラの被害者になってしまったら、適切に対処することが求められます。場合によっては仕返しが必要なケースもあるでしょう。

もちろん、モラハラ加害者がいない職場で働くことがベストです。しかし、どんな環境でもモラハラ人間が絶対に居ないという保証はありません

どんなホワイトでも、1人くらいはモラハラ人間が入り込んでしまう余地があるからです。

だからこそ、モラハラに遭ったときの対処法を知っておくことが重要なんです。

私の勤めた会社では、社長はが典型的なモラハラ加害者でした。他人に言ってはいけない言葉の判断ができない、子供のような人でした。

ここでは私の経験談と合わせて、モラハラに対しての職場での仕返し方法をご紹介します。

モラハラとは?

モラハラの意味

モラハラとはモラルハラスメント(Moral-harassment)の略です。直接的な暴力ではなく言葉や態度などの、心理的攻撃によって精神的に追い詰める行為を指します。

パワハラに似ていますが、モラハラは上下関係の有無にかかわらず行われます。つまり、職場では上司だけでなく、同僚からも受ける可能性があります。

どのような行為がモラハラにあたる?

職場でのモラハラは多様な形で現れます。たとえば、他人の意見を一方的に否定する、仕事上のミスを過度に非難する、あるいは人前で恥をかかせる行為などです。

被害者に深刻な精神的苦痛を与えることが共通します。

モラハラチェックシート

下記の内容の嫌がらせを受けていたらモラハラと言えるでしょう。

1つだけなら、まだ性格に難ありで済ませられるかもしれません。

しかし、3つ4つ当てはまってしまったら間違いなくモラハラです。かなりストレスを受けているのではないでしょうか?

✅人間関係の切り離し行為(無視、仲間外れ)

✅悪口、イヤミ

例)「お前能無しだな」「小学生からやり直せ」

✅大勢の前での批判

✅故意に情報や仕事を与えない

✅プライベートへの過度な介入

パワハラやセクハラとの違い

パワハラは職場での権力関係を利用した不当な行為を指します。一方、セクハラは性的な言動や行為による嫌がらせを意味します。

モラハラは精神的な攻撃がメインですが、権力関係がない状況でも起こります。

モラハラ職場に対しての仕返し6選

過度に反応しない

反応しないのが一番つまらない

モラハラを仕掛ける人は、相手が思い通りの反応をすることによって満足感を満たします。

つまり、相手の無反応が一番つまらないんです。

傷ついた反応を見せず、適当に相槌を打って受け流してみましょう。くだらない内容であったらガン無視でもいいです。

モラハラ加害者に不快感を与えることができ、間接的に仕返しできます。

思った通りの反応が返ってこないとつまらなく感じる

無反応以外には、関係ない話題につなげることも有効です。

「あなたこんなこともできないの?」⇒「そういえばあの作業ってどこまで進んでるんですか?」

上手く関係ない話題につなげることができれば、話題をそらすことができます。

イエスノーで答えられないように返すのがベストです。相手の考えるエネルギーを消費させることができるので、仕返しになります。

はっきりと言い返す

大きな声で言い返す

職場のモラハラに対しては、言われっぱなしにならず時には反論するべきです。

モラハラは言い返さない人間がターゲットにされる傾向があるからです。

「一体何が気に入らないんですか!?」「それをわざわざ言う理由ってあります?」

仕返しによって従順にならないと分かれば、いやがらせが楽しくないのでモラハラが沈静化する可能性があります。

反撃の手段があることを示唆する

反論しても収まらない場合は、反撃の手段があることを示唆しましょう

「それ絶対ハラスメントだから続けるとまずいですよ?」

例えば、ハラスメントである認識をはっきりと伝えて、仕返しに訴えられる可能性があることを遠回しにわかってもらいましょう

訴えられるリスクを背負ってまで、職場でいやがらせをしたいと思う人は少数です。

「録音しますよ?」とけん制する

はっきりと「録音する」と伝えることも有効です。

録音するということは、何かあったら仕返しできると伝えているのと同じです。

訴える武器を持っていることを知らせることが、職場でのモラハラ抑止策になります。

上から目線で受け流す(メンタルを強化する)

何をされようが自分の方が優位だと考える

モラハラを受けたときは、「自分の方が優位だ」と考える意識が大切です。相手の言動に動揺せず、嫌がらせに動じないメンタルを持ちましょう。

「コイツより職場の評価高いし(笑)」

「こいつよりも人生楽しいからどうでもいい」

直接的な仕返しにはなりませんが、モラハラ加害者が眼中に入らなくなります

かわいそうな人だと思う

相手を「かわいそうな人」と見なすことで、心の負担を軽減できるかもしれません。

「嫌がらせしか楽しみがないなんてかわいそうだなぁ」

「こんな性格じゃ友達もいないんだろうな」

相手が下であると認識することで、モラハラに動じない精神状態を維持することができます。自分の心の中だけですが、仕返しになります。

社内に味方をつくる

まずは信頼できる人に相談する

職場でのモラハラは一人で抱え込まず、信頼できる同僚や上司に相談することが重要です。

ハラスメントは、周りに気づかれないように行われることも多いため、周囲に認知されない場合があるからです。

モラハラを受けていることをわかってもらうだけでも、心が軽くなります。

職場のモラハラが問題になっていることを上層部に認識してもらう意味でも、仲間を作ることは不可欠です。

人事部や上層部に相談する

人事部や上層部に状況を伝え対策を講じてもらうことも考えましょう。

コンプライアンス意識の高い会社であれば、間違いなく問題視してくれます。

特に、部長や役員クラスを味方に付けることができれば、非常に強力な抑止力になります。問題解決に向けた支援を得るために、可能な限り権力のある人を巻き込みましょう。

場合によっては、強烈な仕返しができるかもしれません。

相手の弱みに付け込む

違法行為、就業規則違反を調べる

モラハラ加害者の行動を調べ、違法行為や規則違反がないか確認することも一つの手です。

ハラスメントをためらいなく行う倫理観のなさであれば、職場内で不正を行っていることも十分に考えられます

もし違反を見つけたら、モラハラごと社内通報してしまいましょう。最高の仕返しです。

通報しないまでも不正を掴んでいることを認識させれば、さすがにモラハラの手も止まるでしょう。

モラルに反する行為

モラルに反する行為が明らかになれば、相手に仕返しする材料として活用できます。

例えば、違反とまでは言えないけどみんなが困る行為などです。

・職場の給湯室の砂糖をすべて持ち帰る

・共有物を私物化する

しかし、モラル違反は違法行為に比べ、明確にクロになる可能性は低いです。モラル違反を武器に使う際は慎重な判断が必要です。

ちょっとやそっとのグレーゾーンでは、会社に問題にとらえてもらえないです。

モラハラの証拠を残しておく

モラハラの事実を記録しておく(5W1H)

モラハラに対抗する上で一番強力な武器は証拠です。

ハラスメントが記録された録音、メッセージなどの証拠は極力自分の端末に保存しておきましょう。社内システムに入れられたままでは、隠蔽される可能性があるからです。

また、メモで証拠を残すときは、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって)をすべて記録しましょう。

メモは録音と比べると若干弱いので、可能な限り具体的に記しましょう。時間も分単位で書くべきです。天気などの情報も、その日に書かれたという信頼性を担保するものになります。

・メールの文章

・詳細を記したメモ

・録音データ

・動画データ

法的措置による仕返しは、相手が逃げることができません。また、訴訟を起こさないまでも、いつでも相手に反撃できるという安心感を得ることができます。

成功して見返す

モラハラを受けた悔しさをバネにして、昇進に向かって努力するのも有効です。

仕事で成果を出し周囲からの評価を得ることで、モラハラ加害者の地位を上回ることができるかもしれません。

難点は年単位で時間が掛かることです。しかし、仕返しになるかどうかにかかわらず、自分のキャリアにプラスになることは間違いありません

耐えられないときは距離を取る

部署異動の希望を出す

モラハラにどうしても耐えられない場合は、物理的に距離を取ることが必要になります。部署異動を希望して、環境を変えられるか試してみましょう。

大手であれば中小と比べて部署数が多いので、モラハラ加害者と違う部署に配属してもらえるかもしれません。

転職して新たなステージへ

転職を検討することで新たなステージへ進む道もあります。モラハラ加害者が社内で地位を築いており、対策が通用しない場合もあるでしょう。

そんなときは、会社に居続ける意味があるかどうかを考えてみましょう

意味もなくモラハラ加害者の近くに居続けてもいいことはありません。自分の心身の健康を最優先に考え、最適な選択をしましょう。

その職場よりも良い環境に行くことが、何よりの仕返しになります。

職場でモラハラをしやすい人の特徴

他人を操作したがる人

自分の意のままに他人を動かそうとしたがる人です。

他人の存在よりも自分の意思の優先順位が高いほど、モラハラ加害者になりがりです。

相手をコントロールすることがおかしいという認識がないので、ハラスメントを躊躇しないタイプの人間です。

嫉妬心が強い人

他人の成功や評価に嫉妬する人です。人を見下すことで自分を守ろうとします。

自分の立場が不安になると、他人を攻撃して優越感を得ようとします。他人を引きずり落とすことが目的なので、近づいてはならないタイプの人間です。

自分に自信がない人

自己肯定感が低い人は、自分を守るために他人を攻撃することがあります。

自分が正しいと思い込むためにモラハラ的な行動とり、自分の優位性を再確認することが目的です。

感情の起伏が激しい人

感情の起伏が激しい人は、モラハラの加害者になりやすいです。

感情がコントロールできず、時に善悪の判断さえ吹っ飛ぶタイプです。相手を傷つけるかどうかは問題ではなく、自分の感情を発散することが目的です。

私の3社目の社長がこのタイプでした。会社の上司になると、非常にしんどいです。言い換えるとヒステリックとも言えます。

職場でモラハラを受けやすい人の特徴

空気を読むのが苦手

周囲の状況を察するのが苦手な人は、悪目立ちするのでモラハラのターゲットになりやすいです。

どうも、ハラスメント加害者の目には「ターゲットにして良い相手」として映るみたいです。

いじめのメカニズムと非常によく似ています。

自己主張ができない、断れない

意思を表明することができず、他人に流されがちな人です。

自己主張ができない人は、攻撃を受けたときに反論されにくいので、モラハラ加害者からターゲット認定されがちです。

おとなしい性格

おとなしい性格の人はやはり攻撃の対象にされやすいです。

おとなしめの人が自分を守るためには、時には反論して思い通りにならないところを見せつける必要があります。

モラハラを受けても反撃しないと、状況が悪化し続けることもあります。

失敗することが多い

職場でミスが多い人は、その度に責められやすくなりモラハラを受けるリスクが高まります。

モラハラ加害者は、いじめてもいい人間をきっちり選定しています。

ミスを減らすことが最善ですが、モラハラ加害者にミスを見つからないように振る舞うことも自衛策の一つになります。

モラハラ加害者の前でミスを連発すると、かなりの確率でターゲットになるように感じます。

まとめ:まず証拠集め。改善されないときは転職も考える

モラハラ加害者に対して仕返しする最善の方法は、まず証拠を集めることです。

反撃するには、間違いなく証拠が必要になります。ハラスメントはいくら口頭で訴えても意外なくらいに相手に伝わらないものです。

しかし、仕返しに興味がない人もいると思います。そんなことにエネルギーを使うなら、自分がその職場から離れるという選択肢もありです。

対策を打ってもモラハラが改善されず、加害者の近くにいる目的がないのであれば、転職を考えてもいいと思います。