ストレス解消

フキハラに仕返しする方法。訴える前にこれを読め!職場の女性にへの対処法もアリ。

職場でフキハラしてくる人がいて超ムカつく…!仕返ししたい!

職場に不機嫌な人がいると、こっちまでテンション下がりますよね?不機嫌なだけならまだいいですが、他人や物に当たり散らかされるとそれはもう迷惑

そんなフキハラに対しては、真っ向から仕返ししてはいけません。ハラスメントが喧嘩にヒートアップしてしまうからです。

フキハラ対策のポイント

・なぜ相手が怒っているかを理解する

・基本的には無関心で受け流す

・仕返ししたいなら証拠を集める

特に職場では、喧嘩にまで発展すると後々の関係に響いてしまうので、なるべく穏便に済ませたいものです。

とはいえ、迷惑なのは事実。だから、この記事では、フキハラが起こる理由とフキハラへの対処法をお教えします。二度と悩まされることがなくなるよう、徹底的に調べました。

フキハラについて

フキハラとは?

フキハラとは不機嫌ハラスメントの略です。

主に職場や家庭などで、他人に対して不機嫌な態度を示し、周囲に不快感を与える行為を指します。

不機嫌そのものは感情のひとつに過ぎませんが、他者への攻撃に発展した場合ハラスメントに分類される可能性があります。

特に、優越的な立場の利用が絡んだ場合、パワーハラスメントの要件を満たすので、訴訟問題に発展することも考えられます。

○ 身体的な攻撃(暴行・傷害)

○ 精神的な攻撃(脅迫・暴言等)

○ 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)

○ 過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の
妨害)

○ 過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕
事を命じることや仕事を与えないこと)

出展:『パワーハラスメントの定義について』、雇用環境・均等局、平成30年10月17日

なぜフキハラが行われるのか?

フキハラが行われる背景には、さまざまな要因が考えられます。

・自分の感情がコントロールできず、相手に怒りをぶつける

・周りを困らせて、言うことを聞かせようとする

・不満の伝え方がヘタ

感情をコントロールする能力が欠如していることが共通しています。自己中心的な性格や共感力の不足も、フキハラを引き起こす原因です。

フキハラの特徴

舌打ちやため息

舌打ちや深いため息は、不満や苛立ちを周囲に示す行動の代表です。

直接的な言葉を使わなくても、相手にマイナスの感情を伝えられるので、フキハラでは良く使われる手段です。

聞いているとこちらまでイライラしますよね。頻繁に行われると、受け手に不安や緊張感を与える原因になります。

無視やそっけない態度

話しかけても返事をしなかったり、冷たい態度をとることもフキハラの一例です。

相手の言葉に返事をしない、目を合わせない、必要最低限のコミュニケーションしか取らないといった行動が挙げられます。

相手を意図的に孤立させたり、相手に屈辱を与えることを目的としている場合があります。

意図的に人間関係から切り離そうとする行為は、ハラスメントの要件に抵触します。耐えられない場合は、証拠集めを進めておきましょう。

威圧的な態度

圧力をかけたり大声で威嚇することもフキハラに含まれます。

このような行動は、相手に恐怖心を抱かせたり従属させようとする意図があります。自分の言うことを相手が聞くかどうかを確かめるためです。

相手が下であることを再確認して、自分の優位性を保とうとします。主に、立場が同等以上の人から受けることが多いと思います。

物に当たる、大きな物音を立てる

机を強く叩いたり、物を乱暴に扱ったりする行為もフキハラの特徴です。

こういった行為は直接の暴力ではないものの、周囲に対して間接的に恐怖感や不快感を与えるには十分です。

構って欲しい人がしがちはフキハラ行動だと思います。単純にうるさいので、周囲の人々はその人に対して関心を向けざるを得ないからです。

フキハラを行う人の特徴

感情の起伏が激しい

感情の起伏が激しくコントロールできない人はフキハラをしがちです。

自分の感情をコントロールできていれば、フキハラという手段を使わずに対処法を考えられるはずです。

突然怒り出す人は、怒っているときの記憶があまりない人が多いように感じます。つまり、自覚なくフキハラをしている可能性も十分にあり得ます。

精神的に未熟である

精神的に未熟な人は、不機嫌な態度を周囲にぶつけてしまうことがあります。

自分の機嫌を自分で取るという、大人としての常識が備わっていないからです。相手への気遣いより自分の感情が優先されるので、職場に居ると厄介なタイプの一つです。

相手への配慮や共感が欠けているため、こちらが大人の対応をしなければなりません。

自己中心的である

自己中心的な性格の持ち主は、自分の感情を優先する傾向があります。

このタイプは、そもそも相手を尊重するという概念がありません。周囲の人々の気持ちや状況を考えずに行動し、不機嫌な態度を取ることがあります。

まず反省は期待できないので、上司に相談したり、労働局などの行政機関の力を借りた方がいいです。

フキハラに対して仕返しする方法

言動を証拠として残す(メモ、録音)

フキハラに限らず、ハラスメントに対抗する上で一番強力な武器は証拠です。いつでも仕返しできるという状況を作ることで、相手をけん制できます。

フキハラが記録された録音、メッセージなどの証拠は極力自分の端末に保存しておきましょう。

また、メモで証拠を残すときは、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって)をすべて記録しましょう。

メモは録音と比べると若干弱いので、可能な限り具体的に記しましょう。時間も分単位で書くべきです。天気などの情報も、その日に書かれたという信頼性を担保するものになります。

・詳細を記したメモ

・録音データ

・動画データ

訴訟を起こさないまでも、いつでも相手に反撃できるという安心感を得ることができます。

上司や人事へ相談する

上司や人事部に相談することも検討するべきです。

フキハラは被害者が声を上げないと、嫌がらせを受けていると分かってもらえないことが多いです。

口頭だけの相談だと、単なる人間関係のトラブルだと思われてしまうかもしれません。具体的な証拠を用意しておきましょう

仕返しが上手くいけば、フキハラ加害者が別部署に飛ばされるかもしれません。

直接指摘する

相手に自分の気持ちを伝えることも手段の一つです。

しかし、伝え方によっては相手がヒートアップするのであまりオススメはしません

相手の不機嫌な態度によって嫌な思いをしていることを伝え、改善の余地があるかどうか確認しましょう。

職場でフキハラをしてくる女性への対処法

なぜフキハラをしてくるのか理解する

特に相手が女性の場合、なぜフキハラしてくるのかを理解することが重要です。

・客先、上司から叱られた

・社内のルールを守らない人がいる

・助けてほしい

原因がわかれば、その人が不機嫌な理由にも納得できるかもしれません。また対処法を考えることもできます。

無関心で受け流す

相手の態度に過剰に反応せず、無関心で受け流すことも効果的です。

・聞こえないふり

・ガン無視

・適当な相槌

すべてのハラスメントに言えることですが、ハラスメント加害者は、被害者の反応を見て満足しています

つまり、ハラスメントに対して、被害者が想像通りの反応を示さないことが一番つまらないんです。

不機嫌な態度に振り回されないことで、相手に対して影響を受けないという意思表示になりいます。

しばらく距離を置く

可能であれば物理的に距離を置くことを検討しましょう。

・部署異動の希望を出す

・席替えの希望を上司に伝える

・仕事の時間を調整して、フキハラ加害者と一緒にいる時間を減らす

接触する機会を減らすことで、フキハラの被害に遭う時間と回数が減少します。ストレスの発生源ある時は、可能な限り距離を置くことが一番です。

反撃の準備があることを伝える

必要であれば、相手に対して反撃する意思があることを示しましょう

「次に同じこと言ったら録音しますよ?」

「損害が出てるので、人事に報告してもいいですか?」

攻撃的になる必要はありませんが、自分の立場を明確に伝えましょう

訴えられるリスクを背負ってまで、フキハラを続ける人はそうはいないでしょう。

同僚や上司を巻き込んで対処する

また、信頼できる同僚や上司に相談することも選択肢のひとつです。

・いざとなったときに同僚が味方してくれる状況を作っておく

・被害者を集めて、問題の大きさを上司に報告する

・事の重大さを上司に直談判する

周囲のサポートを得ることで、より効果的な対応が可能になります。

ハラスメントは当事者以外が気づくことが難しい場合があります。職場全体で問題を共有することで、長期的な解決につながるでしょう。

相手別のフキハラ対策

同僚の場合

同僚がフキハラを行う場合は、直接的な対話を試みてもいいと思います

「なんでそんなに期限悪いの?」

「私、あなたに何かした?」

「俺が悪いことしたなら、直接言ってくれ」

立場が同等なら腹を割って話すこともできます。落ち着いて話せるタイミングを選んで、なぜ怒っているのか、自分がその原因なのかを聞いてみましょう。

直せることなら、そのまま解決できるでしょう。問題が解決しない場合は、前述した対処法を試してみてください。

後輩の場合

後輩がフキハラを行う場合は指導的な立場で対応しましょう。

同僚や上司が相手出なければ、多少はこちらが有利に話を進められます。まずは、相手が抱えている不満を聞き出し、解決策を一緒に考えることを心掛けましょう。

後輩にとってあなたが味方であると思ってもらえれば、信頼されて思っていることを話してくれるかもしれません。

あくまで、上からの押し付けではなく共感を示すことが重要です。関係の改善を図るためには、相手の本音に対して耳を傾けることが必須です。

上司の場合

上司がフキハラを行う場合は、むやみに仕返しを考えず慎重に対応しなければなりません。

相手の立場によっては、減給や降格という手段を行使してくるかもしれないからです。

まずは、上司がフキハラをする理由を突き止めることが重要です。あなたの態度が悪い、という理由なら、いつも以上に丁寧な接し方をすれば解決できる可能性があります。

しかし、感情的に気に食わないという理由など、解決が難しい場合もあるでしょう。

その際は、上司より上の立場の人に相談したり、社内のコンプライアンス部門に報告することも選択肢です。

それでも解決しないなら、法的措置を取るか自分がその職場から離れることが、有効な対策として考えられます。

 

まとめ:変に反論すると揚げ足を取られて泥沼化する

フキハラへの対処は慎重に行う必要があります。感情的に反論すると相手がヒートアップして、状況が悪化する可能性があるからです。

フキハラ対策のポイント

・なぜ相手が怒っているかを理解する

・基本的には、無関心で受け流す

・仕返ししたいなら証拠を集める

まずは受け流す、次に仕返ししたいなら証拠を集める。解決したいなら、集めた証拠をもとに人事部に報告したり、反撃の準備があることを加害者に伝えましょう!