ちまちまとポイント集めなきゃいけないポイ活ってバカバカしくない?
ポイ活って貧乏くさいし疲れるし、やめたほうがいいよね。
・稼げないのでバカバカしい
・「おこづかい稼ぎ」として楽しめる人にはオススメ
・結果的に出費が増えるなら、やめたほうがいい
取り組み方によっては、ポイ活はバカバカしいといえます。
時間がかかる割にスキルがつかないので、将来のためにならないからです。
収入としてアテにするなら、バイトや副業をした方がよほど稼げます。
たとえば、1回10ポイントのアンケートや広告クリックを、2分に1回やったとしましょう。計算すると、1時間あたり30回=300ポイントになります。
1ポイント=1円換算の場合、時給わずか300円です。
本業なみに時間をかけてポイ活を1日8時間おこなったとしましょう。しかし、休みなく取り組んでも、日給たったの2,400円です。
1日8時間もかけられるなら、時給1200円のバイトやパートで4時間働いたほうがよっぽどマシですし、仕事の経験も積めます。
よって、
①ポイ活は「こづかい稼ぎ」であると割り切る
②楽しさがバカバカしさを上回るものを選ぶ
③スキルが積めそうなものを選ぶ
大きな収入をあてにすると、とんでもない労力と時間をつぎ込むことになります。そうなると非常にストレスがたまりますし、コスパは最悪です。
ここでは、ポイ活がバカバカしいと言われる理由を徹底検証し、その中でオススメできるポイ活をご紹介します。
もし、この記事を読んだうえで、それでもポイ活がしたい!という方には、ポイ活はぜひおすすめです。

Contents
ポイ活とは

ポイ活の種類
ポイ活(ぽいかつ)とは、「ポイント活動」の略です。ポイントを集めて、日々の買い物や支払いに活用することを指します。
買い物の際に特定の支払い方法を選んだり、広告を見たりすることで、ポイントが得られる仕組みです。
・ポイントのたまる手段で支払いをする
・広告をクリック&視聴する
・会員登録をする
・アンケートに答える
など
日常の支出を抑えたり、無料で商品を手に入れたりする手段として、多くの人が利用しています。
一見すると簡単に思えるかもしれません。しかし、実際には時間と手間がかかるものが多いのが特徴です。
市場規模は拡大中
ポイ活の市場は年3~4%ペースで拡大し続けています。

株式会社矢野経済研究所の調査によると、2028年以降も伸びる見込みで、これからも成長し続ける分野です。
昔はTポイントやスーパーのポイントカードが主流でしたが、いまやあらゆる買い物に関わってきています。
特典の内容も多様化しています。食品や日用品だけでなく、旅行や電子機器までポイ活によって手に入れられるようになっています。
出典:『ポイントサービス市場に関する調査を実施(2024年)』、株式会社矢野経済研究所、2024年8月
副業ではなく「おこづかい稼ぎ」にとどめるべき
一部では、空いた時間をすべてポイ活にささげているような人もいます。しかし、副業としてとらえるには効率が悪すぎます。
せいぜい、時給300-500円あたりが限界ではないでしょうか。それならば、アルバイトを1日3時間だけでもやったほうが稼げます。
広告クリック:高くても1回0.5円ほど。1時間60回としても、時給30円です。
サイト登録:1登録100~500円など高単価。しかし、各サイト1回しか使えない=いずれ案件は尽きる
多くの場合、時間と労力をつぎこんでも得られるものはわずかです。あくまで「少し得をする」程度に考え、のめり込みすぎないことが大切です。
悪質サイトも存在する
ポイ活の市場規模が増えるにつれて、無視できないのは悪質サイトの出現です。
私もかつて、引っ掛かりかけたことがあります。
大学生時代にポイ活していたときでした。あるとき、ポイントアプリをダウンロードして
と思い、ポイ活を始めました。
アプリ内で各サイトへの登録を進めるもので、報酬の内容は『30サイト以上登録すれば一定の金額を得られる』というものでした。
最初は順調に登録が進み、25サイトまで達成しました。
ところが、26サイトを過ぎたときです。急に登録が難しくなったのです。
なぜかというと、とつぜん無料案件がなくなったんです。残っているのは有料会員の案件のみで、それ以上登録を進めるためには有料会員になる必要がありました。
私がダウンロードしたのは、いわゆる悪質アプリでした。
今まで使った時間は何だったのか…バカバカしい(泣)。と感じました。
それ以来、本格的なポイ活はおこなっていません。
ポイ活を続けるために

目標があるとベスト
ポイ活は始めるとキリがありませんので、目標があると続けやすくなります。
・月2,000円のポイントを稼ぐ
・毎週コーヒー1杯分のポイントを稼ぐ
・アンケート、モニターのポイ活をすることで、ついでにスキルを付ける。
目標を達成するまでは続けるが、達成したらいったん終わりにする。
いわば、登山の中間地点のようなものです。大きな山だと、〇合目など中間地点がありますよね?中間地点のないポイ活は、いつ頂上に着くかわからない登山をするようなものです。
単なるポイント集めに終わらせず、自分の目標に合っているかを考え、取り組むことが重要です。

日常生活に取り入れられるものだけを選ぶ
継続するためには、普段の生活の中で無理なく取り入れられるもの選びましょう。日々のルーティンに組み込めるものがベストでしょう。
たとえば、特定の店舗で買い物をすればポイントが付与されるからといって、必要のないものを購入すれば、節約にならず損をする可能性があります。
また、無理してポイ活にのめりこめば、疲れて嫌になってしまうことも考えられます。
・ポイント取得のために買うものは、生活必需品にしぼる
・スキマ時間を利用してできるものにする(広告クリックなど)
ポイントを貯めることを最優先にすると、日常生活が大変になってしまいます。
あくまで「こづかい稼ぎ」として割り切る
この活動で大きな収益を得ようとすると、あらゆる空き時間を犠牲にする必要が出てきます。
そうなると疲れ果ててしまうので、あくまで「おこづかい稼ぎ」のためと割り切りましょう。
毎日何時間も広告を確認してクリックをつづけるくらいなら、その時間を他の仕事や勉強に充てたほうが近道です。
無理のない範囲で取り組み、「少しでも得をすれば良い」くらいの気持ちで続けることが、長続きさせるコツです。
楽しんでできるものを選ぶ
ポイ活は、できるだけ楽しんでできるものを選ぶことがオススメです。めんどくさいと感じてしまうものは、継続が難しくなりがちだからです。
例えば、買い物のついでに自然とポイントが貯まるものです。いつも間にかポイントが4桁たまってたら、思わず「ラッキー!」と感じますよね。
また、文章を考えるのが好きな人なら、アンケート投稿のポイ活がいいかもしれません。多少かもしれませんが、楽しみながら続けられるでしょう。
ポイ活で稼ごうと考えたら、非常に時間がかかります。楽しくないポイ活は、途中で挫折してしまうので、無理なく楽しんで続けられるものを選ぶことが大切です。
ポイ活がバカバカしいからやめたほうがいい理由8選

大きく稼げるわけではない
ポイ活は大きく稼げるものではありません。得られるのはせいぜい数十円から数百円程度です。
中には、こんな姿を目の当たりにしてバカバカしいという人もいるでしょう。
時間をかけても、まとまった金額になることはまれであり、収入源としては非常にわずかなものです。
同じ時間を使うのであれば、アルバイトや副業をしたほうがいいです。数倍の収益を得ることが可能です。
タイパがとても悪い
ポイ活は、タイパ(タイムパフォーマンス)を期待できません。1日中かけても、アルバイトの収入さえ超えることはほぼ無理でしょう。
ポイントのために時間を犠牲にして、アルバイト以下の節約をする生活です。人によってはバカバカしいと思うでしょう。
ポイントを効率的に貯めるためには、何回も広告をチェックしたり、特定のサイトで買い物をしたりといった手間がかかります。
その割に得られるリターンはわずかであり、Z世代でなくても効率が悪いと思うでしょう。
将来性がない、スキルが育たない
ほとんどの場合、ポイ活をどれだけ頑張っても、役立つスキルが身につくわけではありません。
むしろ、単純な作業を繰り返すだけで時間を消費し、自己成長の機会を失うことになります。
しかし、私はポイ活の中でモニターやアンケートは別だと思っています。
人に読まれやすい文章を書くことは、会社員として働くうえでも役に立ちますし、ライティングの副業につなげることもできるからです。
ただ収入目的のポイ活なら、その時間を使って勉強したり、副業のスキルを磨いたりした方がいいです。
ポイ活よりも、普段の支出を減らすべき
そもそも、普段の支出にムダはないでしょうか?
ほとんどの場合、ポイントを貯めることに執着するよりも、支出を減らすことを考えたほうがはるかに効果的です。
・スマホを格安プランにする
・1日コーヒー2杯飲んでいたのを、1杯にする
・週に1回、コンビニを使わない日を設定する
・暖房の設定温度を1度下げる
たとえば、スマホをキャリアから格安に変えるだけで4,000~5,000円の節約になります。もし月数千円を稼ぐポイ活をしたいなら、プラン変更だけで達成できます。
支出を見直さずにポイ活をするのは、バカバカしいと思いませんか?
いらないメール、迷惑メールが増える
ポイ活の結果、キャンペーン情報や広告メールが大量に届くようになり、メールの整理が大変になることもあります。
会員登録時に登録するメールアドレスのせいです。
めんどうなだけならいいですが、面接連絡などの重要なメールを見落としたら大問題です。
さらに、悪質なサイトに登録してしまうと、迷惑メールが増えたり、個人情報が流出したりするリスクもあります。
バカバカしい目に合わないためにも、登録したサイトからの配信拒否などを、適度に行うべきです。
単純にめんどくさい、疲れる
細かい作業を毎日続けるのは、けっこうストレスがたまります。
ポイ活には、広告の閲覧、クーポンの利用など、細かな作業が多く発生するからです。
最初は楽しめたとしても、徐々に「めんどくさい」と感じることが増え、続けるのが苦痛になってしまうことも少なくありません。
月数千円のために疲れ果てていたら、バカバカしいです。
スマホ依存症になってしまう
ポイ活のために常にスマートフォンをチェックしていると、スマホ依存になってしまいます。
移動中や休憩時間など、少しの空き時間でもアプリを開いてしまう習慣がつくと、集中力が落ち、本業に支障をきたすかもしれません。
お金を払わないとたまらないポイントもある
一部のプログラムでは、特定の商品を購入しないとポイントが貯まらない仕組みになっています。
つまり、ポイントを得るために余計な出費をすることになり、結果的に損をする可能性もあります。
たとえば、サブスク登録で1000ポイント得られるようなアプリです。契約してポイントをもらったはいいものの、まったく利用せずに月額料金だけを払い続けたり……
お得に見えて、実はお金を浪費している可能性がある点には注意が必要です。
貧乏くさいように見える
ポイ活を熱心にしていると、周囲からケチ、貧乏くさいと思われるかもしれません。本人は一生懸命がんばっているのですが、変わり者をみるような目で見られるときがあります。
「そんなに節約したいの??」
「お金に余裕がないのでは??」
もちろん、ポイ活自体は悪いことではありません。適度に使えばちゃんとメリットも得られます。
しかし、あまりにもポイントを気にしすぎると、余裕のない生活をしているようにも見えます。周りの目が気になる人は注意が必要です。
ポイ活のメリット

手軽に始められる
ポイ活は、特別なスキルや準備が不要で誰でも簡単に始められます。
スマホひとつあれば、アプリをダウンロードしたり、ポイントサイトに登録したりするだけで利用できます。
ハードルが非常に低く、「ちょっと試してみたい」という気軽な気持ちで始めることができます。この手軽さは大きな利点と言えるでしょう。
金銭的なリスクが少ない
ポイ活は基本的に、金銭的なリスクがほとんどありません。
株式投資のように初期費用がかかるものとは異なり、無料で登録できるサービスが多いからです。
一部で有料のサイトもありますが、登録前に調べれば避けることができます。
ポイントを貯めるだけであればお金を使う必要もありません。慎重に利用すれば、損をすることなく、少しずつでも確実に得をすることが可能です。
節約としては効果的
ポイ活は節約としては効果的です。生活に必要なものだけに限って使えば、ポイントの恩恵を100%受けられます。
必要のない買いものが発生しないからです。余計なものを買わずにポイントを貯められれば、ポイ活への向き合い方次第では確実に節約になります。
また、キャッシュレス決済を利用することでポイントが還元されたり、特定のアプリ経由で買い物をすることで割引を受けられたりするケースもあります。
貯まったポイントを日用品や食料品の購入に充てれば、実質的な節約につながるでしょう。
スキマ時間を使ってできる
ポイ活は通勤電車の中や、休憩中のスキマ時間にもできます。
ちょっと空いた時間にアプリをチェックしたり、移動中にアンケートに答えたりするだけで、少しずつポイントを貯めることができます。
5分もあれば取り組めるため、忙しい方でも続けやすい活動です。まとまった時間を確保する必要がないため、生活の一部として無理なく取り入れることが可能です。
案件がたくさんある
ポイ活はジャンルに制限がないこともメリットです。
さまざまな方法があり、自分に合ったものを選ぶことができます。
・食品、日用品
・マンガ、動画サービス
・歩くだけで溜まるポイント
・クレジットカード発行
例えば、買い物でポイントを貯める方法、アプリのインストールや広告タップでポイントを得る方法、アンケートやレビュー投稿で報酬をもらう方法など、幅広い選択肢があります。
自分のライフスタイルに合った方法を見つけやすく、飽きずに続けられることこともメリットです。
ポイ活で稼げないと感じてしまう人の使い方

有料のサービスに登録してしまう
有料サービスへの登録は、あとで忘れずに解約しないと結果的にマイナスになります。
特に、解約し忘れたサブスクの月額料金はポイ活の収入を吹き飛ばします。
たとえば、登録500ポイント、1か月無料、月額1,000円のサービスに登録したとします。
登録してポイントもらったはいいものの、解約し忘れて2か月目の料金が発生してしまえば、マイナス500円です。
「このサービスに登録すれば〇〇円分のポイントがもらえる」といった案件は、一見するととてもお得に見えます。
しかし、得られたポイント以上の出費が発生してしまえば、ポイ活の意味がありません。
「無料期間内に解約すればOK」という案件でも、うっかり忘れてしまう可能性があるため、管理に自信がない人は手を出さないほうが無難です。
ポイ活に期待しすぎてしまう
ポイ活は稼げるものではなく、あくまで節約やおこづかい稼ぎにしかなりません。
「ポイ活でガッツリ稼ぎたい」「副業として収入を得たい」と思って始めても、非常に厳しいです。
広告視聴など、無料の単価はせいぜい0.5円からであり、とても稼げません。有料だと100円以上のものもありますが、1回きりであることが多く案件はすぐに尽きてしまいます。
ポイ活は、ちょっとした割引やキャッシュバックを楽しむ程度のものでしかありません。
それ以上の収益を期待するなら、アルバイトやほかの副業を進めたほうが稼げます。
単価の低い案件ばかりやってしまう
単価の低いポイ活はまったく稼げません。
たとえば、広告クリックの単価は0.05円~1円にしかなりません。1時間に30クリックしたとしても、良くて30円ほどです。
単価の高いものを求めるなら、少し手間のかかるものがオススメです。
・アンケート回答
・サービス利用のモニター
時給1000円を超えることは難しいですが、クリック型よりも単価は高く読みやすい文章を書く練習にもなります。もっと稼ぎたい人は、ライティングの副業にもつなげることができます。
ポイ活をやめたほうがいい人の特徴

タイパを重視する人
タイパ(時間対効果)を意識する人には、ポイ活はやめたほうがいいと断言できます。
数百円のポイントを貯めるために1日中つかったり、条件を満たすために細かい作業を繰り返したりするのは、非常に効率が悪いです。
その時間を使って副業をしたり、スキルアップを目指した方がはるかに大きいリターンを得ることができます。
将来の役に立つ、スキルや経験を積みたい人
ポイ活は、将来役に立つ経験やスキルを積みたい人にはオススメできません。
基本的にポイ活は、何年続けても新しい技術が身につくわけではないからです。将来のキャリアや収入アップに結びつくこともほぼありません。
強いていえば、ポイ活によって流行りの業界や商品がわかることくらいでしょうか。
そのため、資格の勉強や、ライティング・プログラミングなどのスキルを学ぶほうが、長期的に見てはるかに有意義といえます。
めんどくさがりな人
めんどくさがりな人にもポイ活はオススメできません。
いくつものアプリやサイトに登録しなければならないからです。また、サブスク型のポイ活は、管理できずに解約を忘れるとポイントの利益が吹き飛びます。
「いちいち確認するのが面倒」
「作業が細かすぎて疲れる」
と感じる人には、続けるのが苦痛になるので、本業で昇給を狙った方がマシです。
まとめ:楽しめてタイパの良いものだけを選ぶべき

ポイ活は、向いている人と向いていない人がはっきり分かれます。
時間を効率的に使いたい人、スキルを身につけたい人、細かい作業が苦手な人には向いていません。
一方で、お得感を楽しみたい人はストレスなく楽しめる範囲でのポイ活であれば、負担にならず楽しむことができます。
楽しみたいのか、稼ぎたいのか、自分の目的に一番ちかい方法で取り組むべきだと思います。