自己啓発

衛生標語はパクリましょう!元現場監督が考えた標語一覧と知恵袋

毎年一定のタイミングで、衛生標語を出さなきゃいけない時期がありますよね!

この記事で得られるもの

☆現場別衛生標語(コピペOK)

★職種別衛生標語(コピペOK)

☆パクりたくない人向けのヒント

衛生標語をパクることは悪いと思っているけど、めんどくさいのでどうしてもパクりたい…

と思うあなた。どうしてもパクりたいなら、私の記事からパクってください。この記事では、どこにも提出していないワードを存分に出した、パクリ専用の記事です。

この記事を読んでいただければ、「お前、今月の衛生標語まだ出してないの?」と急かされることがなくなります!考えるストレスから解放されて、さっさと現場に集中しましょう!

注意:過去に入選した標語をパクるのは、パクリ野郎のレッテルを貼られるのでNGです。

衛生標語とは

労働衛生に対する意識を高めるためのキャッチコピー的なものです。時おり、客先や中災防(中央労働災害防止協会)などが企画し、公募でその年の衛生標語を決めたりします。

標語の募集は、年数回定期的にやってくるイベントなので

「いちいち考えるのがめんどくせえ!」

と思う方も少なくないでしょう。

元現場監督の標語一覧

すでに入選している標語をパクるのは良くないので、元現場監督の私が考えた標語を使ってください。現場別、職種別に分かれています!

どれも絶妙に入賞しないクオリティなので、特に目立たずにパクれます

どこでも使える

• 不安全行動は事故のもと ルールを守れば守れる命

• 一瞬の不安全行動 一生の後悔

• あれ?と思ったら立ち止まれ 異常見逃さず 安全作業

• ちょっとまて 声かけるだけで守れる仲間

• 不安全行動 危険は自分だけでなく、仲間にも

• 油断一瞬 後悔一生

• 毎日の KYでいつも安全作業

• おかしいな? 違和感あったら ストップ・ルック

建築

• 安全第一 共に作ろう 未来の建築

• 仲間の声に耳を傾け、事故を防ごう

• 保護具着用 守れる命 守れる未来

• 始業前点検 毎朝の確認で いつも安全

• 無許可着工 事故のもと 報連相を忘れずに

• 安全帯 未着用では上りません

• 作業後の 養生をして 飛散防止

• どんな時でも手順書どおり 近道行為は事故のもと

• 吊り荷の下は 絶対入るな 人払いヨシ

プラント

全般

• 始業前のストレッチ 腰痛とはおさらばだ

• 始業前点検ヨシ! 今日も一日安全作業

• 危険作業はかならずふたり ひとり作業は事故のもと

• 広い現場こそ細心の注意 手元足元に注意ヨシ

• 近道したい そんな気持ちが大事故に

• 立ち入るな 禁止区画は 危険だらけ

• 見逃さない 不安全状態は すぐ直せ

• ダメ絶対 予定外作業 事故のもと

足場

• 建地の間隔はよいか?法令通りの安全足場

• 心がけよう 3点支持を 急がず慌てず昇り降り

• 作業区画は十分か?はっきりわかる区画で 災害防止

• 手すりの位置は低すぎないか?あなたの足場が作業者守る

• 片づけ忘れはないか? 落下物養生よし!

• クレーン作業 手で押さえずに介錯ロープ

•インパクト ラチェット 番線カッター  落下防止対策ヨシ!

配管

• 作業配管は間違いないか?目印を付けて確実作業

• 正しい手順 正しい道具の使い方

• 締め付けトルクは適正か? 事前確認で 漏れ防止

保温工事

• 保護具の着用完璧に 塵肺になってからでは 遅すぎる

• 手甲はよいか? 保護具でやけどを未然に防ごう

• 板金は コーキングまで完璧に 作業終了時確認よし

塗装

• 塗装作業は 換気第一

• マスクとゴーグル、塗装中も安全装備を忘れずに

• 塗る前に確認 養生よし!換気よし!

• 高所での塗装作業、足場の作業前点検が命を守る

• 飛散防止を怠って 飛び散るペンキ 悲惨です

工場

• 整理整頓 清掃清潔 4S運動で快適作業

• 喉が渇いてからでは遅い 30分ごとの水分補給

• 機械の点検、安全作業の基本のキ

• 決まった手順 決まった操作で 目指せ災害クレームゼロ!

元現場監督の知恵袋

パクらずに考えたい方

とはいえ、「私はどうしてもパクリだけは嫌だ!」というポリシーを持っている方も多いと思います。もちろん、パクリはあまり好ましく有りませんので、考えるためのヒントを書いていきます。

七・五調を意識する

どうせやるなら、もう少し凝ったものを作りたい!という方は、5・7・5を意識してみると、カッコ良くて覚えやすい標語が作れます。例えば、下記の標語を見てみましょう。

・あわてるな ゆるんだ気持ち 事故のもと

・安全帯 命をつなぐ 守り神

・安全と 思った瞬間 危険なり

すべて5・7・5調ですよね?俳句や短歌のように、5と7の音で区切られた音は耳に残りやすく、このルールを守るだけでそれっぽい言葉が生まれます。

韻を踏む

「あわよくば入選できたらな…!」

と思う方は、韻を意識するとより上手な標語が作れます。すごくシンプルに言うと、同じ母音を持つ言葉を繰り返すことで、強弱をつけたりリズミカルにする手法です。

言葉ではわからない方は、下記のワードをご覧ください。

・油断は一瞬、怪我は一生

・42ボルトは死に(42)ボルト

・油断なし 今日も安全な 作業ヨシ

声に出すとわかると思いますが、韻を踏むだけで途端にリズミカルになりますよね!それっぽくするには韻を踏ませることが重要です。

家庭、家族を意識したフレーズを盛り込む

「繋ぎ合わせではなく、自分で考えてみたいな~」

って方は、例えば「現場で働く人の家族ならどう思うか?」を考えてみると、ヒントになるかもしれません。男女平等と言われつつも、やはり現場でメインの柱となるのはお父さん世代です。

しかし、昨今は現場もジェンダーレス社会になってきており、「お父さん」というワードは入選しにくいかもしれません。

中小建設業特別教育協会の標語集では、「家族」というワードが12個もヒットするので、性別を絞らずに「家族」にとどめるといいと思います。

「家族のために無事に家に帰るための標語」というテーマを決めて、考えてみると心に響くようなものが作れるかもしれません!

業界特有のワードを入れる

例えば、あなたのいる業界や職種(鳶工、配管工など)でしか使われないワードは何があるでしょうか?

●ゼロ災 ●健康安全 ●ストップルック ●みんな ●全員 ●家族

●守る ●心掛け ●立ち止まる ●危険 ●ヒヤリハット ●ヒヤリ ●指差呼称

ターゲットを絞ることができるので、その現場で働く人により覚えてもらいやすい衛生標語になります。

まとめ

要約

☆現場別衛生標語(コピペOK)

★職種別衛生標語(コピペOK)

☆パクりたくない人向けのヒント

今回は、パクりたい人とパクリたくない人向けの、衛生標語のヒントをご提供しました。

たしかにめんどくさい時もありますが、現場で働いている間くらいしか、標語を考えることはありません。思い切って楽しんでみてもいいのではないでしょうか?