自己啓発

優秀な人ほど見切りが早い5つの理由。辞めるときは突然、逃げるように…

優秀な人ほど見切りが早いって本当?
じゃあ残った人は優秀じゃないってこと?

優秀な人ほど見切りをつけるのが早いってたまに聞きますよね。

確かに、この説は部分的には正しいです。

正確には、「“働き続ける意味のない会社に対して”見切りをつけるのが早い」です。

優秀な人でも、留まることがベターだと判断すればその会社で働き続けます。だから、見切りが早い=優秀ではありません。

見切りが早い優秀な人の特徴

・明確な目標とキャリアプランを持っている

・成長意欲が高い

・変化を恐れない

逆に、いくら困っていても職場を辞めない人も一定数います。劣悪な環境にも関わらずです。それは、基本的には現状維持に努めた方が楽だからです。余計なエネルギーを使わないので。

しかし、優秀な人は自分の人生をより良くすることを常に考えています。

自分の価値観や目標がはっきりしているからです。目標達成に重きを置いているので、一度決めたら躊躇をしません。

この記事では、優秀な人の特徴と見切りが早い理由を解説します。

Contents

優秀な人ほど見切りが早い5つの理由

明確な目標とキャリアプランを持っているから

優秀な人は、自分の人生やキャリアにおける明確な目標を持っています。そして、その目標に向かうために何をすればいいかを考え続けています。

だからこそ、目標達成に不要なものや無駄な時間はなるべく排除したいと考えています。

・今の会社で売り上げ一位を目指す

・次の転職で大手企業に入るために、特定の業務の経験を積む

・30代で年収500万、40代で700万を目指す

そのため、自分がいる環境が適していないと判断すれば、次のステップへ進むことを考えます。

キャリアに対して長期的な視点を持っているから

目先の賃金や成功にとらわれず、数年後を見据えた視点を持っている人も多いです。

安定している環境でも妥協しません。長期的な成長が期待できない場合、会社を離れる選択をすることがあります。

・今の給料は高めだが、昇給が期待できない

・離職率が高すぎて、部下のマネジメント経験が積めない

自分の成長やメリットを最大化することに、時間と手間を費やします。

今の職場環境を変えるよりも自分から変わった方が早いから

自分を変えた方が成果を出しやすいことを理解しているのが優秀な人です。

イチ従業員が職場環境を変えることは非常に困難です。変えられたとしても、膨大な時間と労力がかかります。もしかしたら、10年費やしても無理かもしれません。

しかし、自分のスキルを磨いて待遇の良い会社に飛び込めれば、短期間で達成することができます。

環境に不満を持つのではなく、自ら見切りをつけ行動することで、自分にとって最適な環境を手に入れようとするのです。

危機感を持っているから

優秀な人ほど現状維持に対しての危機感を持っています。

変化の激しい現代において、現状維持のスキルや経験では時代遅れになるリスクがあります。

例えば、既にレジはセルフに置き換わりつつあり、レジ担当の仕事は機械に奪われています。また、ドライバーの仕事も20年、30年後には自動運転に奪われていくでしょう。

そうならないために、優秀な人は次の挑戦を探し続けます。現在のキャリアの延長線上に障害がある場合、すぐに見切りをつけて辞める準備をします。

早く行動する方が有利だと知っているから

早く行動に移すほど、多くの選択肢が得られることを理解しています。

何を始めるにしても、若い方が有利になることは間違いありません。

挑戦を始めるタイミングが早いほど、結果を出すタイミングも早くなります。また、他者に差をつけることができ、さらに優秀な人材になります。

行動に移すスピードが早いところが、優秀な人の大きな特徴と言えます。

見切りが早い優秀な人の特徴

成長意欲が高い

優秀な人は、常に自己成長の意識を持っています

現状に満足せず、さらなる成長を求めて努力を惜しみません。成長の機会が少ない環境にいる場合、すぐに見切りをつけがちな傾向があります。

変化を恐れない

変化を受け入れる柔軟性を持っていることも、優秀な人の特徴です。

変化することで得られるものが大きいことを知っているのです。

新しい挑戦を前向きに捉えているので、リスクを恐れず行動します。変化を恐れない姿勢が、さらに大きな成功を掴むのです。

行動力、判断力が高い

優秀な人は、非常に高い行動力と判断力を持っています。

必要だと感じたらすぐに行動を起こす能力に長けています。

例えば、転職のメリットが大きいと感じれば、躊躇せずに行動を起こし、現状を変えようと動き始めます。したがって、見切りをつけるのも早いです。

このスピーディーな意思決定が、他者と決定的な差を生みます。

挑戦を求めている

優秀な人は、現状に満足せず常に新しい挑戦を探し求めています。

挑戦を通じて成長し、さらに自分の能力を引き上げることを目指しています。挑戦ができない環境であれば、会社に見切りをつけて辞めることを考えます。

常に問題意識を持って仕事をしている

日々の業務だけでなく、自分の人生において常に問題意識を持っています

現状を客観的に分析し、改善する方法見つける能力に長けています。

問題点が見つかればそれを解決することに全力を注ぎ、早急に行動を起こします。

現状に満足しない

現状に甘んじることなくより良くなるための方法を追求します。

今の待遇に満足していても、数年後にどうなるか?を常に考えています。

現状に満足している人には理解できない行動ですが、この姿勢が見切りを早くする要因の一つです。

課題解決力が高い

課題解決力が高い人は問題を見つけた後、解決策を迅速に考える能力を持っています。

例えば、職場での課題や組織の非効率を発見した際、ただ不満を抱くのではなく、実行可能な改善案を考え出します

つまり問題点が職場にあれば、解決策として会社を辞めることも候補の一つになるのです。

時間を無駄にすることを嫌う

優秀な人は時間に対する意識が高いです。非効率な方法や価値を生まないことを嫌います。

例えば、成長が見込めない会社で働き続けることも、時間の無駄としてとらえることがあります。将来性のない会社も同じです。

自分に与えられた時間の価値を、よく理解しています。

独立心、自己責任感が強い

優秀な人は独立心や自己責任感が強いです。

キャリアにおいても例外ではなく、特定の会社に依存することなく自分自身の力で生きていこうとする傾向があります。

周囲の状況や他人の評価に踊らされることはありません。自分にとって最善の決断を下します。

他者に依存せず、自分の人生に責任を持っています。

感情に振り回されず合理的に行動する

感情ではなく、論理やデータに基づいて意思決定を行うことも優秀な人の特徴です。

一時的な恐怖や不安に左右されることなく、事実に則って判断を下します。

・仕事が変わるのが怖い…

・一時的に収入が落ちることが怖い…

事実をもとに判断するので、後悔することが少ないです。論理的に目標を達成するための重要な要素となります。

コミュニケーション力が高い

優秀な人は、自分の意見や提案を相手に上手に伝える能力を持っています。

この能力は、リーダーシップを発揮する際や、新しい環境に適応する際に非常に役立ちます。

相手の意図を正確に読み取り、共感を示しつつ適切な対応を取ることで、信頼関係を構築します。チームや取引先との円滑な連携が可能となり、成果を最大化します。

優秀な人が見切りをつける職場の特徴

会社に将来性がない

会社のビジョンが不明確であったり、成長の兆しが見えない会社です。

優秀な人は数年後を見越して働いています。よって、自分のキャリアを無駄にしないために、早めに見切りをつける傾向があります。

その会社で得られるものが他になく将来性がないと判断した場合、すぐに別の道を探します。

評価が適正でない

努力や成果が正しく評価されない環境では、優秀な人材が辞めがちです。

例えば、成果を上げても昇給や昇進につながらない場合、強い不公平を感じるでしょう。仕事をさぼっている人と同じ待遇である場合も同じです。

評価制度が不透明または不公平な場合、他の職場での可能性を探るきっかけとなります。

職場の人間関係が悪い

人間関係が悪い職場では、たとえ優秀な人材でなくても退職者が増えます。当たり前ですが……

陰口などがしょっちゅう飛び交っているような職場は、ストレスが溜まりますしモチベーションまで低下します。

優秀な人は、協力しやすい環境を求めて、人間関係が悪い職場を早めに見切ります。

成長が見込めない、経験を積むことができない

優秀な人は、常に自己成長を追求しています。

新しい経験を積む機会がない職場では、会社に見切りをつけることを考えます。成長できない環境に身を置きたくないからです。

見込めない職場は、優秀な人にとって魅力がありません。

挑戦ができない

挑戦する場が与えられない職場では、成長を求める人の能力が活かされません。

挑戦できてやりがいのある仕事はすべて上司や重役が持って行ったり…

特に、積極的に変化を求める人材にとっては不満を感じるでしょう。そのような環境では、さらなる成長を目指して、転職などを考えるのが自然な流れです。

職場環境が旧態依然としている

組織文化や仕事の進め方が時代遅れな会社です

非効率な環境では従業員の能力が十分に発揮できません。改善意欲のある人にとって、新しい技術や改善を導入する意欲がない企業で働き続けることは、かなり苦しいと思います。

そのような職場は、優秀な人から早々に見限られます。

裁量権が与えられない

裁量権がなく、指示待ちで動くことを強いられる環境では、従業員の意見が押し殺されます。

優秀な人に限らず、自分の考えを自由に発揮できる環境を求める人は多いです。その結果、自分の能力を最大限に活かせる場所を求め、職場を離れる決断をします。

給料が安い、昇給が期待できない

給料が低い、また昇給の見込みがない場合、市場価値に合わない待遇を受けていると判断しします。

優秀な人材は、自分の価値に見合った報酬を求める傾向にあります。

優秀な人が見切りをつける兆候

愚痴や不満を言わなくなる

以前は改善に向けて積極的に意見を行っていた人が、突然愚痴や不満すら口にしなくなることがあります。

職場や組織への期待がなくなり、改善をあきらめたサインといえます。転職活動や退職の準備を始めている可能性が非常に高いです。

会議で発言しなくなる

職場で積極的に発言していた人が、会議中に意見を言わなくなるのも危険信号です。

会社の利益を考えることをやめた人間の行動だからです。このような態度の変化は、やる気の低下を明確に示しています。

社内でのコミュニケーションを避けるようになる

突然、社内でのコミュニケーションを減らし始めることも見切りの兆候です。

すでに、関係を深化させる必要がなくなったと考えていることが予想できます。また、職場環境から距離を置きたいという心理も関係しています。

この行動は、退職準備を始めた者の行動の一環である場合が多いです。

急に定時で退社し始める

いつも残業している人が、突然ある日から定時退社を始めた場合、転職の準備をしている可能性が高いです。

定時退社することで、その後に転職面接を受けようとしているかもしれません。また、自分の時間を確保し、転職活動に充てることも目的と考えられます。

有給の取得も増える

普段有給休暇を取得しない人が、突然有給を使い始めることも退職の兆候です。

有給を使ってリフレッシュするだけでなく、転職活動の準備を進めている場合が多いです。

私の経験則ですが、急に有休を使い始めた人の転職率は80%を超えます。

社内イベントへの参加が消極的になる

社内イベントへの参加に消極的になった場合も要注意です。今まで積極的に参加していた人ならなおさらです。

この態度の変化は、これ以上場の関係を深める必要がないという意思表示かもしれません。

とにかく、退職を決意した人は社内の人間関係を重視しなくなります。

優秀な人が辞めた後の職場の変化

従業員のモチベーションが低下する

優秀な人が辞めることで、他の従業員のモチベーションが下がることがあります。

その人の存在感が強ければ強いほど、職場に悪影響を及ぼします。

抜けた穴が大きければ、残されたメンバーはそのギャップを埋めなければなりません。エース社員の退職は、その会社の競争力の減少にもつながります。

生産性が低下する

優秀な人がいなくなることは、ダイレクトに現場の生産性に影響します。

その人物がキーパーソンであった場合、他のメンバーがその役割を代わりにこなすためには、短くない時間がかかります。

業務が停滞する

優秀な人が辞めることで、業務が一時的に停滞することがあります。

仕事が属人化しているほどその影響は大きいです。残ったメンバーが空いた穴をカバーできるようになるまで、業務はスムーズに進まない場合もあります。

まとめ:優秀な人は自分の市場価値を知っている

優秀な人は常に問題意識を持って行動しています。

時には、突然逃げるように辞めていく場合もあるでしょう。しかし、その人なりに考え抜いた結果なんです。

会社に見切りをつけることは悪いことではありません。

もし、あなたも会社に見切りをつけるべきか悩んだときは、自分のキャリアプランを一度考えてみるといいかもしれません。