転職

出世競争はくだらない!時代遅れのラットレース

出世に興味がないあなた。出世競争をくだらないと思っていても、年収は上げたいですよね!

でも、肩書や会社のネームバリューにこだわらなければ、年収を上げる方法はたくさんあるんです。その方法とは… 会社に依存することをやめて副業や転職をすることです。

理由は、古典的な企業ほど年齢や勤続年数、性別で賃金が決まるからです。また、人手不足のため新卒の給料を上げるが、在職中の人の給料は据え置きという話も聞きます。

出世とは

社会的に高い身分・地位を得ること。

出典 goo辞書:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%87%BA%E4%B8%96/

サラリーマンで言えば、主任→係長→課長といった流れで役職を上げていくことが出世(=昇進)に当てはまります。

漫画クレヨンしんちゃんでは、サラリーマンの野原ひろしが「出世が…」と昇進を気にするようなことを、連載当時よく発言していました。

連載が始まったのは1990年で、昭和の価値観が色濃く残った時代でした。私は1990年中盤の生まれですが、昭和サラリーマンにとって出世はかなり優先順位が高いものであった、と伺うことができます。

くだらないという理由

私が出世競争がくだらないと思うのは以下の理由からです。

・役職を気にするのは中高年以降だけ

・収入を上げる方法は出世以外にいくらでもある

・出世コースに乗ってもリターンを得るまでに時間が掛かりすぎる

役職を気にするのは中高年以降だけ

役職がステータスになったのは、終身雇用が保障されていた時代までで、今の30代以下はほとんど気にしていません

マイナビの調査「正社員のワークライフ・インテグレーション調査2024年版(2023年実績)」によると、管理職以上の昇進を望まない人の割合は20代が74.8%、30代が77.0%となっています*。

*出典 正社員のワークライフ・インテグレーション調査2024年版(2023年実績)https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240208_69291/

上場企業の部長レベルであれば、「すごい…!」と思われるかもしれませんが、世間体のためにそこまで努力できますか

収入を上げる方法は出世以外にいくらでもある

あなたの会社で1年で10万円の昇給を狙うためには、どれほどの努力が必要でしょうか?仮に240日×1時間の残業と勉強で、1年の労働時間がプラス240時間だとしましょう。

その240時間をTOEICの勉強に充てれば、勉強方法にもよりますが1年で700~800点は取れます。

他にも200時間台で取れる資格はいくつもあり、その時間を出世競争につぎ込んで心身を削るのってもったいなくないですか?

資格を利用して転職すれば、年収10万円どころか100万円upも十分狙えます

今や、コロナ禍を経て副業を解禁する大手企業が相次いでいる時代です資格を1年で取って副業や転職活動を始めちゃった方が、タイパ(タイムパフォーマンス)が良いと感じるのは私だけでしょうか?

出世コースに乗ってもリターンを得るまでに時間が掛かりすぎる

日本のサラリーマンが出世コースに乗った場合、一番収入が高くなる時期は働き盛りの30-40代ではなく、定年間際の50代中盤です。

20代の時間をすべて会社につぎ込んで、出世コースに乗れたはいいものの、そのリターンを得られるのは50代になってから…

しかも、出世コースから外れたら、その会社での年収の天井が見えてしまいます

基本的に昇進の選別は30代前半で行われるため、35歳になって現実に気付いた時には、キャリアの選択肢が大幅に狭まっている年齢です。

しかも、その会社が30年後も同じような業績で続く保障はありません。途中で潰れてしまう可能性もあります。

会社に人生を預けていいのか??

日本一の純利益額を誇るトヨタでさえ「終身雇用を守っていくのは難しい」と言うほど、終身雇用は過去のものになっているのです。

自分が50代になる頃まで残っているかわからない会社に、あなたの人生を賭けられますか?専門家でさえ30年後の経済情勢は見通すことができません。

これでも、10年以上続く出世競争という大博打に打って出るべきだと思いますか?もちろん、世間体にこだわる人は挑む価値があると思いますが…

収入を上げる選択肢は想像以上に多い

まとめ

・副業(せどり、アフィリエイト、Youtubeなど)

・資格や語学に時間を費やし転職

出世にこだわらなくても、収入を上げる手段は沢山あります

ステータスと自分のやりたい仕事、どちらを優先して生きるかは、あなたの価値観次第ですが、少なくとも収入に限って言えば、出世競争に参加する必要はありません。