「やりたいことを100個書き出せば、夢が叶い始める。」
私が以前、起業家の方に教えていただいた言葉です。
やりたいことが見つからないときは、夢リストをまず100個を埋めてみろ。と教わりました。しかし、実際にやってみると、10個も思いつかない方が多いはずです。
でも、どうにかして100個絞り出すことができれば、あなたが本当に欲しているものが見つかります。
その100個の夢の中から、共通点が見つかるからです。その共通点こそ、あなたが欲しいもの、やりたいこと、なりたい姿となります。
・やりたいことが見つからず悩んでいる人
・毎日の生活に希望がない人
・何か新しいこと始めたいが、何も思いつかない人
例えば、私の場合はこうです。
「平日昼間の自由時間が欲しい」
「場所と時間に縛られず仕事をしたい」
「上司の理不尽な命令に従いたくない」
⇒「サラリーマンを辞めて、WEBビジネスで生計を立てる」
Contents
夢リストを100個埋めると何が起きるか?
自分の本当に欲していることが見つかる
夢リストを100個埋めて眺めてみると、その中で共通点を持つ夢がいくつも出てきます。次に、100個の中から共通点を持つ10個を厳選します。それこそが、あなたが本気で考えたい夢です。
厳選した10個を「本気10」と言いますが、選び方は後述します。
手近な夢から叶えたくなる
夢を100個書くと、難易度の低い夢から叶えたくなります。
100個の夢を叶えるためには、とてつもない時間とお金が掛かることに気付いてしまうからです。書いてみるとわかりますが、夢はすぐに叶えられるものと、時間が掛かるものに分けられます。
やはり夢は叶えたいものなので、「これだったらすぐにできるかな?」というものから手を付けたくなります。
行きたい場所
・上田城(長野)
・イタリア
・姫路城 etc…
⇒「イタリアはもう少しお金が必要だな…でも上田城くらいならすぐに行けるし、行ってみよう!」
目標達成の手段を考えるようになる
自分の夢がはっきりすると、達成するために何をすればよいのかを考えるようになります。
目的の達成には手段の選定が不可欠だからです。
例えば、「年2回海外旅行に行きたい」という夢であれば、年収300万円の仕事を続けていたら、とても達成できませんよね?また、年収が1000万円あっても、休みを取れなければ行くことができません。
その場合、職を変えたり副業を始めたりする必要が出てきます。
目標さえはっきりすればあとはやるだけです。
夢リストの作り方
夢リストとは?
文字通り夢を書いたリストです。書く内容はなんでも良くて、大事なのは自分でストッパーを掛けないことです。「毎日焼き肉を食べたい」「家で一人でじっとしていたい」など、本当に何でもいいです。
だって、自分がやりたいと思ったことなんですから。
5つの項目に分けて考える
私が教わったやり方では、夢を5つの項目に分けて書きます。
夢リストを書いたことがない人がいきなり書けといきなり言われても、ほとんどの人は思いつかないからです。
細分化することで大幅に書きやすくなります。
5つとは、下記の通りです。
・やりたいこと
・欲しいもの
・行きたいところ
・人にやってあげたいこと
・なりたい自分
本気10
100個書いたら、その中から本当に叶えたい夢を10個厳選します。
その際のコツは下記のとおりです。
・流し見したときに自然に目に留まるもの
・似たような夢の共通点
人間無意識に必要な情報を探す癖があります。パッと見たときに視線が吸い込まれるものは、あなたが潜在意識で求めている夢かもしれません。なぜ目に留まったかを考えてみましょう。
また、100個の夢の中には類似しているものがあるはずです。似た内容が3~4個あったら共通点を考えてみましょう。
・「平日の一人旅がしたい」
・「平日の商店街で買い物したい」
⇒「平日の自由時間が欲しい!」
本気10リストを作ったら、冷蔵庫など目に見える場所に貼っておきいつでも思い出せるようにしましょう。
なぜ書き出す必要がある?
本気で夢を見つけるためには、必ず書き出す必要があります。思いついたことを全て書き出すことで、自分の深い欲求に気づけるからです。
それに、書かないと日常の中で忘れてしまいます。
何気ないことでも、100個絞り出すことが大切です。むしろ、何気ないことが自分の価値基準だったりするからです。
夢リストは自分が本当に大切にしていることを見つけ出すための、最高のツールなんです。
10個以下しか出てこない場合の対策3選
どんなささいなことでも書く
どんな小さなことや、人に笑われるようなことでも書いていいんです。
・値段を気にせず外食したい
・満員電車に乗りたくない
・毎日スタバでフラペチーノのグランデを飲みたい
・1DLKに引っ越ししたい
あなたの価値観なので、あなたのやりたい、欲しい、なりたいを全て書きましょう。
周りの価値基準に合わせてしまうと、夢リストを書く意味がありません。
心理的なブレーキに気付く
夢がほとんど浮かばない場合は、自分が掛けているブレーキに気付くことから始めましょう。そのブレーキを学習性無力感と言います。
小難しいので簡単に説明すると、例えば子供の象の足に重い鉄球を結び付けたとします。子供の象では動かせないくらい重いため、暴れても動くことができません。
時は流れ、象は大人になりました。鉄球を動かせるだけの力もついています。しかし、その象は大人になっても暴れません。動かせる力がついているのにも関わらずです。なぜでしょうか?
原因は、子供のころに暴れても無駄であることを学習してしまったからです。大人になって力がついても、自由に動けないと思い続けてしまうのです。
人間でも、子供の頃はやりたいこと、欲しいものがたくさんあったはずです。でも社会を知るにつれて、「できない」「無理」「お金が足りない」という壁にぶち当たり、自分からブレーキを踏んでしまうのです。
だからこそ、100個無理やりにでも夢を書き出して、その呪縛を解いていく作業が必要なのです。
友だちに夢を聞いてみる
仲の良い友達と、夢について話し合ったりすることもいいかもしれません。自分ひとりでは気づけないアドバイスをもらえるからです。
私の場合は、夢とは少し違いますが「好きなこと」をたくさん書いて、ある人に見てもらいました。
そのリストには、”正論”、”フラットな人間関係”、”上司に意見を言う”といったようなことを書いていました。自分の頭の中に浮かんだことを書いただけのつもりでした。
ところが、「あなたにとっては”公平性”が大切なんだね。」と、共通点をたったの一言で言い当ててくれたのです。自分が30年近く気付けなかったことです。
意外と自分のことに気付けるきっかけって、他人からのちょっとした一言だったりします。
まとめ:100書いて、10個選んで、冷蔵庫に貼る
・夢が見つからない人は、とりあえず何でもいいので100個書き出す!
・その中から本気の10個を厳選する
・本気10リストを目に見えるところに貼っておく
私はこの方法で、自分のやりたいこと、なりたい姿をより具体的にイメージできるようになりました。夢に気付けないまま生きるのはもったいないです。
夢が見つかれば、その後の人生をどう生きていくかの目標になりますし、目標に向かって努力している人は魅力的に見えます。
ぜひ、あなたの夢を見つけて日常をワクワクしたものに変えていきましょう!