逮捕者はボチボチ増えると予想します。
マルチ商法として賛否両論を巻き起こしているアムウェイ。
あれほど迷惑がられているのに、なぜ捕まらないのでしょうか?
・法律を守る会員の方が多いから
・法のグレーゾーンをうまく突いているから
・被害に遭う前に手を切れるから
しかし、2021年と2023年にようやく逮捕者が出ました。
私の予想ですが、逮捕や業務停止命令の危険性はこれからもっと上がっていくと思います。
現代日本では、ネットワークビジネスのビジネスモデルの限界が近いからです。
ここでは、アムウェイがなぜ捕まらないのか、実際に逮捕された事例を踏まえて解説します。

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目次
世界一のMLM企業アムウェイ
あ↑アムウェイ米国本社
3年半で953件もの相談が寄せられる
消費者庁によると、アムウェイに関する相談が約3年半の間に953件も報告されていたとのことです。(2019年4月~2022年9月15日)
これは、1年間にほぼ毎日苦情が寄せられているというペースです。
・勧誘目的等不明示
・公衆の出入りしない場所での勧誘
・迷惑勧誘
・概要書面不交付
24年の1年間では192件に減ったそうですが、それでも多いです。
20代が半数以上
消費者庁によると、被害を受けた半数以上は20代の若者とのことでした。
・社会経験が少ないから説得しやすい
・仕事悩みを抱えている人が多く、ビジネスに導入しやすい
とくに、20代&独身(1人暮らし)&仕事の愚痴が多い人が狙われます。
やばいと言われるアムウェイはなぜ捕まらない?

基本的に法律を守っているから
アムウェイが捕まらない1番の理由は、会員の大半は法律を守っているからです。
理由は、苦情率の低さにあります。
たとえば、年間のアムウェイの勧誘数と相談件数を比べてみましょう。
アムウェイ会員数:40万人(2024年時点)
※うちアクティブ会員を1/5(8万人)と仮定。
1人あたりの平均年間勧誘数:1人あたり5-30回
年間勧誘件数:8万人×5~30回
=40万回~240万回
次に、年間勧誘件数を苦情件数で割ります。
200件÷40~240万回
=苦情率0.0005%~0.000083%
平均勧誘件数は概算ですがいかがでしょうか?
消費者庁に寄せられる相談は、多く見積もっても0.1%も行きません。
ただ、これには理由があります。
グレーゾーンを突いているから
アムウェイが捕まらないもう一つの理由は、積極的に法律のグレーゾーンを利用することにあります。
たとえば、カギのかかる密室で勧誘したら完全に違法です(特定商取引法第34条)
しかし、「こういう場合ってどうなの?」と感じるグレーゾーンをうまく利用するんです。
・独自の表現を使ったパンフレットを配る
・飲み会と称して、アップラインに会わせる場に誘う
法律ギリギリの手法ですが、誘われる側もなかなか気づくことができません。
20代が多く知識がない場合が多いからです。
友人知人に声を掛けるので通報しづらいから
ネットワークビジネスを始める際、真っ先に声を掛けるのは友人および知人です。
始めたころはセールスのスキルが全くないため、今までの信用を利用するしかないからです。
いくら違法な勧誘をされたからと言っても、友人を通報するのは相当覚悟が要ります。
身近な人に声を掛けるにとどまっているレベルなら、まだ捕まらないでしょう。
知識のない20代が狙われるから
捕まらない理由のもう一つは、知識のない20代を集中的に狙うからです。
・20代…社会経験が少なく騙されやすいから
・1人暮らし…同居人から反対されるから、家族に時間を取られないから
経験の少ない若い世代は、言葉巧みな勧誘に騙されやすいです。
また、詐欺や勧誘に関する法律の知識もないため、通報しない場合もあります。
不満だったり夢だったりを持つ、若者の心理をうまく突いてきます。
まったく捕まらないわけではない
アムウェイはまったく捕まらないわけではありません。
実際には摘発される例も出ています。
2021年11月
特定商取引法違反により2人逮捕
2023年10月
トップタイトル会員ら2人が窃盗により逮捕(動機は「資金繰りに困っていた」とのこと)
この2件に共通するのは、「アムウェイで収入を得られない焦り」です。
正攻法では会員を増やせない。
トップタイトルを維持するには、収入以上の支出が必要になってしまう。
日本では、ネットワークビジネス業界自体が衰退しつつあります。
今後も無理なことをして逮捕される会員が出てもおかしくありません。
ネットの普及により知れ渡った悪質さ

2021年11月に逮捕者
2021年11月、ついにアムウェイの勧誘で逮捕者が出たことが報道されました。
原因はこの4つです。
勧誘目的等不明示、公衆の出入りしない場所での勧誘、迷惑勧誘、書面不交付
明らかな特定商取引法違反です。勧誘方法に問題があったと判断されました。
この逮捕によるインパクトは非常に大きかったです。
2022年から2023年の1年間で、会員数が2割近く減るという大打撃になりました。
2023年10月にも逮捕された
この年にも再び逮捕者が出たことが話題になりました。
トップタイトルであるファウンダーズ・エメラルド会員が窃盗により逮捕されたのです。
窃盗ならアムウェイ関係なくない?
と思うかもしれません。
しかし、犯人の動機は「資金繰りに困った」ことでした。
エメラルド会員は、年収にして1,500万円レベルのタイトルです。
そんな会員でさえ、お金に困って犯罪を働きます。
末端の会員なら何をするかわかりません。
MLMが捕まる原因【アムウェイに関わらず】

見ず知らずの人にいきなり勧誘を仕掛けるから
MLMで捕まる事例に共通して、全くの他人にいきなり勧誘を仕掛けることが原因の一つになっています。
・マッチングアプリ
・駅で声掛け
友人知人に比べて通報のハードルが低いからです。
例えば、友だちに勧誘されたとしても、今までの付き合いもあるのでいきなり通報しようとまでは思わないでしょう。
お金しか見えていないから
強引な勧誘をする人に共通して、お金しか見えていない点があります。
だからこそ、法律のグレーゾーンどころか黒スレスレのラインを攻めてきます。
2021年の逮捕者なんかは、まさにこの理由ですね。
この20年で稼げなくなっているから

アムウェイの会員(ABO)数は、この10年間で30万人も減少しています。
それほど稼げなくなっているということです。
ネットのなかった時代に比べ、MLMで稼ぐのは難しくなりました。
SNSや動画などで情報が広まり、警戒する人が増えているからです。
特に、勧誘方法はほとんどバレています。
そのため、新しい会員を集めるのが困難になっています。
アムウェイやってる人あるある

やってる人あるある①師匠の存在をよく語る
「すごい人がいる」「一度会えば考えが変わる」と、特定の人物を崇拝するような発言を繰り返します。
その人の考え方や生き方に強い影響を受けていて、まるで信者のような様子を受けます。
本当にやばい雰囲気があります。
アムウェイだけでなく、他のマルチをやってる人も同様にあるあるです。
なので、なんとしても師匠に会う気になってもらわないと困るんです。
でも断ると、なぜかこちらが「もったいない人扱い」されたり笑
やってる人あるある②夢を聞いてくる
会話の基本は、「将来どうなりたい?」「どんな人生を送りたい?」という将来の展望を聞いてきます。
これは、相手の欲望や理想を引き出して、ニーズを聞き出すためのテクニック。
正直な思いを語ると、それにぴったりの“解決策”としてアムウェイを持ち出してきます。
夢を語ったつもりが、気づけば勧誘の流れに乗せられていたという人も多いです。
やってる人あるある③やたらテンションが高い

テンションが高く、明るくポジティブな雰囲気を強調するのも特徴です。一見すると魅力的な人物に見えるため、つい心を許してしまいがち。
会話の内容がどこかズレていると感じたら、注意が必要です。
やってる人あるある④なんの仕事をしているかわからない
「そのビジネスって何をしているの?」と聞いても、はっきり答えません。
・フリーランス
・美容カウンセラー
・健康アドバイザー
また、「自由に生きてる」「時間に縛られない仕事」など、抽象的な表現ばかり。
それもそのはず、「アムウェイです」なんて正直に答えたら95%の人は逃げます。あとから徐々に情報を出してきます。
結果として、何をして稼いでいるのかまったく見えない人は、アムウェイやってる人あるあるなので注意が必要です。
アムウェイ最近の手口

最近の手口①目的を隠して近づいてくる
最初は「久しぶり!ご飯行こうよ!」という感じで、軽いノリで誘ってきます。
もちろん目的は言わず、ただの友人再会のように装います。
話の中でもなかなか本題を出さず、楽しく盛り上がったところで、次は仕事の状況を聞いてきます。
もちろん特商法違反です。
最近の手口②仕事の悩みに付け込んでくる
「今の仕事、楽しい?」「将来ずっとそのままでいいの?」など、悩みに寄り添う言葉で近づいてきます。
心が揺れているときにこうした問いかけをされると、つい相談したくなってしまうものです。
そして、「自分も同じだった」と共感し、「でも今は変われた」と成功ストーリーを語ってくるのです。
マニュアル化されており、最近の手口としてはド定番です。
最近の手口③師匠に会わせようとする【マルチのABC】
会話の終盤で「人生を変えてくれた人がいるんだけど、一度だけ会ってみない?」という流れになることがあります。
これは「ABC」と呼ばれるマルチ商法の定番手口。
A=アドバイザー(師匠)
B=ブリッジ(勧誘者)
C=カスタマー(見込み客)
「ベテランに話してもらう」目的のほかに、「第3者に話してもらった方が説得力がある」という理由があります。
師匠という言葉を聞いたら警戒スイッチをオンにしましょう。
最近の手口④繋がりのわからない飲み会、サークルに誘ってくる
「仲良くしてるメンバーで飲み会あるから来てよ」「趣味の集まりやってるんだ」などと誘われることもあります。
しかし、なぜか初対面の人が多かったり。
それは、アムウェイの見込み客を集めるための“仕込み”の空間である可能性が高いです。
古い方法ですが、最近の手口としても現役です。
まとめ:ネットが発達した今、だまし切ることはできない。

今は情報が簡単に手に入る時代です。
少し検索すれば、実態や体験談を知ることができます。
トップリーダーが資金繰りに困るこの時代、
もう日本でネットワークビジネスはブームになりません。
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