ユーモアあふれる安全標語を見て、「自分もこんな風に作ってみたいなぁ…」と思うけど「自分には思いつかないし、考えるの大変だからあきらめよう」と思っていませんか?
意外と一度コツをつかんでしまえば、簡単に作れてしまいます。センスがある人じゃないと思いつかないんじゃ?と思うかもしれませんが、なくても作れるんです!
★ユーモアのある安全標語の共通点がわかる
☆ユーモアのある安全標語の例文が見られる
ユーモアのある安全標語は一見独創的が見えますが、共通点が多いのでそれを抑えれられれば、面白い標語を作ることができるからです。
Contents
安全標語とは?
一言で表すと、「安全を促して事故や災害をなくすためのキャッチコピー」です。中央労働災害防止協会や各現場の災害防止組合などが、一年に数回標語を公募して、優れた作品を決めて現場に貼りだしたりします。
ユーモアのある安全標語の作り方
まずテーマを決めましょう
まず、何のためなのか、標語のテーマを決めましょう。目標を細分化し、大きく3つに分けてみます。
大テーマ
まずは、どこの、誰のための標語にするかを決めます。例えば、プラント常駐のとび工を対象としてみましょう。その場合、どのようなワードが思いつくでしょうか?作業員の墜落、足場パイプの落下、躓いて転倒など・・・
テーマを決めれば情景が見えてくるので、自然とそのためのキーワードが思い浮かんできます。
・対象の現場の種類
ビル建築、プラント保全、製造工場 など
・職種
保温工、配管工、とび工、電気工 など
防ぎたい事故や災害
次に、防ぎたい事故です。例えば、建築の塗装工であれば、塗料の飛散、塗装箇所の間違いなどでしょうか。標語を考えるうえで、「何を防ぎたいのか?」を考えることは必須です。
これも、現場と職種のテーマを決めれば、自然と思い浮かびます。
墜落、落下、やけど、挟まれ など
具体的行動
防ぎたい事故、災害が決まったら、次は対策のための具体的行動を決めます。
対象:プラントの保温工、防ぎたい事故や災害:やけどの防止
⇒具体的行動:手袋と手甲の着用、流体の種類の事前確認
といった感じです。3つのテーマを決めれば、おのずとワードが絞られてくるでしょう。
安全帯着用、保護具着用、予定外作業の防止、ストップ・ルック など
ユーモアを取り入れるために
ユーモアのある安全標語を作りたい場合、見た人の共感や笑いを誘うものにする必要があります。
★情景がイメージできる言葉を入れる
☆掛け言葉、ダジャレを入れる
★実体験から考える
情景がイメージできる言葉を入れる
ユーモアのある安全標語には、見ただけで状況が想像できるものが非常に多いです。
たとえば、
実際に現場で笑顔の人や、バランスを崩したが安全帯をつけていて助かった人が目に浮かぶようではありませんか?
掛け言葉、ダジャレを入れる
2つの意味にかかる言葉や、ダジャレを入れてみると「うまい標語だなぁ」と感心しますよね!考えつくまで少し大変ですが、頭のいい体操です。
・靴ひも締めて 気を引き締めて 今日も一日ゼロ災害
・現場作業 慣れあき(秋)来たとき 危険あり
・始業前点検よし! 保護具よし! 笑顔よし!
実体験から考える
毎日現場で働いていれば、災害とまでは行かなくてもヒヤリハットは珍しくないと思います。その記憶の中から考えてみるのです。
まるで、安全帯をつけていなくて墜落した人や、重い荷物を持ち上げようとしてギックリ腰になった人が想像できませんか?思わずクスリときてしまいますよね!
面白い安全衛生標語の事例
他にも、私が面白いと思ったユーモアたっぷりの標語をご紹介します。
・中腰と 気合じゃ負けます ニュートンに
・痛い目は 安全第一 心に刻む トホホ・・・
・労災で 保険料は上がり 給料は下がる
・ま、いいか・・・ ホントにいいか 要注意
・今はもう 24時間 戦いません しっかり休んで 明日もゼロ災
・保護具さえ してくれてたら こんなことに・・・
他にもありますが、下記こちらからみられるので、興味ある方はご覧ください!
まとめ
★情景がイメージできる言葉を入れる
☆掛け言葉、ダジャレを入れる
★実体験から考える
ユーモアのある標語って自分でも思いつきたいけど、なかなか難しいです… でも、安全標語なんて現場にいるときにしか考える機会はありません。
もし、あなたが転職を考えているなら、今のうちに安全標語を作るのを楽しんじゃいましょう!