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営業はメンタル崩壊しがち。やられそうなときは休め!

不動産営業
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営業職になって1年…成果が出せなくてストレスで吐き気と不眠が続いている…
専門商社営業
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営業のプレッシャーで頭がおかしくなりそう…

営業職に就いたはいいものの、結果が出せなかったり、顧客対応のストレスでメンタル崩壊しかかっていませんか?それなのに、上司からは「数字が足りない!」と言われる始末…

でも、それはあなただけが抱える悩みではありません。営業職の多くは、日々プレッシャーに直面しながら、心身に大きな負担を抱えています。

本当にメンタルがヤバいと感じたら逃げてもいいんです。身体に不調が起きるということは、脳が「すぐに休め!」とSOSを出している状態です。

なぜ、会社のために個人が心身をすり減らしてまで貢献する必要があるのでしょうか?一度きりの人生、会社に潰されるのはもったいないです。

私自身、新卒の会社で営業の仕事をしているときに、お客さんから怒鳴りつけられ、仕事が何もかも嫌になったことがあります。

この記事では、営業職が直面しがちなメンタル崩壊の原因とその対策、さらには回復方法について、私の経験や勉強したことを交えて解説します。

この記事のメリット

・なぜ営業職がメンタル崩壊しがちなのか

・メンタル崩壊しそうになった時の対処法

・本当にやばいと感じたら逃げてもいい

また、体に不調が出ているなら、できる限り病院に行くか休んでください。ダメージを受け続けるほど回復に時間がかかるからです。

営業職のメンタル崩壊とは

営業は日々のノルマや顧客対応などプレッシャーの連続です。その結果、心身ともに限界を迎えてしまうことがあります。それが、いわゆる「メンタル崩壊」です。

メンタル崩壊の定義

メンタル崩壊の明確な定義はありませんが、精神的、感情的なストレスが過度に積み重なり、心身に深刻な不調が現れている状態だと言えます。

この状態に至ると、正常な思考や行動ができなくなります。

メンタル崩壊の症状

もし、以下の症状が現れている場合、それはメンタル崩壊の予兆もしくは、すでにメンタル崩壊し掛かっているかもしれません。

不眠: 寝つけなかったり、眠りが浅く何度も目が覚める。

動悸: 心臓が急にバクバクし、落ち着かない。

吐き気: 出社前に吐き気を催す。

不安感、焦燥感: 仕事が終わっても落ち着かず、頭の中が常に仕事の不安でいっぱい。

無気力感: 仕事だけでなくプライベートのやる気が全く湧かず、ただ日々をこなすだけになってしまう。

私はメンタル崩壊直前で会社を辞めることができましたが、あなたの場合はどうでしょう?ストレスによる身体の不調は、脳が「すぐに休め!」とSOSを出している状態です。この状態を放置すれば、悪化するばかりで好転することはありません。

営業職のメンタル崩壊の原因

営業職でメンタルが崩壊してしまう原因はさまざまですが、共通して大きなストレスを受けることが特徴です。

業績プレッシャー

営業職は、常に数字を追い続ける仕事です。ノルマ達成のプレッシャーや、上司から叱責など、多方向からのストレスがメンタルに重くのしかかります

顧客対応ストレス

営業は顧客との密接なコミュニケーションが必要となるため、クレームや無理難題に対応しなければならないことがあります。時には、過大な要求や顧客のストレス解消に付き合わされることもあり、こちらのストレスも非常に大きいです。

長時間労働

数字を出すためには、長時間残業や休日出勤が必要になる場合があり、常態化すると心身ともに疲れ切ってしまいます。働く時間が増える+休みの時間が減るというコンボで、回復する時間が削られてストレスが蓄積し続けます。

急な呼び出し

業界によっては「今すぐ来てくれ」「急いで対応してくれ」という、顧客からの突然の呼び出しや依頼は当たり前のように発生します。受けたことがある人はわかると思いますが、突発対応ってとてつもなく嫌ですよね?

予測できない突発対応は非常に大きなストレス要因です。

休日出勤を強いられ続ければ「プライベートの時間?何それ?」状態になりかねません。

営業職のメンタル崩壊への対策

では、そのようなストレスの多い営業職は、メンタル崩壊しないためにどのような対策をすればいいのでしょうか?

意識改革

状況が変えられないなら、自分自身の考え方を変えてみることをオススメします。営業職である以上、プレッシャーから完全に解放されることは難しいです。しかし、自分のとらえ方や考え方を変えることで心が楽になります。

自責思考⇒他責思考

ノルマ未達や契約のキャンセルが起こった場合、普通であれば「上司から叱られる…」「あと少しでクロージングできたのに…」とガッカリするでしょう。しかし、それはあなただけが原因でしょうか?

確かに、自分が成長するためには自責思考が必要です。しかし、メンタル崩壊から身を守るためには、他に原因があると考えましょう。

他責思考の例

・業界が斜陽産業=成績が落ちていくのは当たり前

・市場がパイの奪い合いに陥っている=成果を出す方が難しい

・会社が扱う商材、サービスに魅力がない=そもそも戦えない

全ての責任を自分一人で背負う必要はありません。個人が数字を出せなくても、最終的には経営者の責任ですし。

「自分が悪いのかも…」⇒原因が自分にあるとは限らない

営業成績が振るわないのは、必ずしも自分の問題ではない場合もあります。

・顧客が業績不調に陥っている

⇒顧客の財布のヒモがきつくなっている。

・顧客担当者が変わった

⇒コストカットの方針になったため、売り上げ維持が難しい。

・競合他社にバケモノ営業がいる

⇒他社の営業がコンプラ違反級のズブズブな接待をするため、手を出せない。

確かに、成果を出したい営業がこんな言い訳をしていたら「何言ってんだ?営業だろ?」と言われても仕方ありません。しかし、メンタルが崩壊するほど追い詰められている人であれば、少しくらい自分を守ってもいいのではないでしょうか?

他人と比べる⇒過去の自分と比べる

営業はできる人できない人の差が非常に激しく、上を見ても下を見てもキリがありません。よほどのトップセールスでない限り、「この人には負けるな…」という人が絶対出てきます。

自分を成長させるためには、過去の自分を超えるしかありません会社のノルマではなく自分だけの目標を定めて、自分がその通りに数字を出せているか?成長できているか?を軸に考えられれば、メンタルを守れます。

上司からの叱責や顧客クレームに心を動かさない

上司や顧客からの厳しい言葉に過度に反応しすぎないことが大切です。具体的にあなたの悪いところを指摘して、端的に改善のヒントをもらえるのであればそれは愛のムチと言えるでしょう。

しかし、感情的になって30分、1時間と説教をされる場合、それはただ怒りの感情をぶつけているだけです。あなたのことを思っての指摘ではないため、必要以上に「自分はダメだ…」と思う必要はありません。

自分のノルマだけを目標にする

会社のノルマに惑わされず、まずは自分自身のノルマ達成を最優先しましょう。会社が決めた営業ノルマは、あくまで会社のための目標です。

自分のノルマ設定の例

・訪問件数 15件/週

・顧客への訪問は2週間以上空けない

・訪問するたびに新商品の提案を1つ以上する

会社が決めた営業ノルマは、達成の可否を考えて設定されているとは限りません。経営者の希望的観測で決められていることも珍しくないのです。

実際、私のいた船舶部品商社では毎年「売上前年比10%増」という、非常に漠然とした目標が掲げられていました。もちろん、目標に極端に足りなかったり、逆に大きく上回ったりというケースが各営業担当で見られました。

1年以上同じ悩みを抱えていなければOK

営業職の悩みはどんなときにもついて回るものです。ただ、悩みの種類が変わらないのは前進していないことと同じです。前進していれば自分のステージが変わっていくので、自然と悩みの種類もレベルアップしているはずだからです。

逆に、悩みの種類が定期的に変わっているのであれば、それは前進していることの証ですので、少しずつでも進歩が見られればベリーグッドだと思いましょう。

営業職のメンタル崩壊からの回復方法

休養する

何よりもまず、休養を取ることが最優先です。心身が疲れ切っている状態で働き続けることは、状況を好転させるとは限りません。

よく言われることではありますが、休むことは決して弱さではありません。無理して働き続けて身体を壊すことの方が深刻です。休職、退職、転職、病欠など、使えそうなあらゆる手を考えましょう。病欠と言いながら転職活動を進めることもアリです。

人生の目標を見直す

自分にとって、営業の仕事は本当にやりたいことなのか?と、一度立ち止まって考えることも大切です。営業は数ある職種の中の一つです。営業にこだわる必要はあるのでしょうか?

営業職でなくても働ける職種はありますし、会社によってはプレッシャーの少ない営業職もあります。場合によっては、キャリア転換も選択肢の一つです。

営業職のメンタル崩壊には意外なメリットがある

メンタル崩壊を経験することは苦しみをともないますが、それを乗り越えることで得られるものがあります。

一皮むける

困難を乗り越えた後、次に同じようなピンチに直面した場合、以前よりも余裕を持って臨むことができます

営業で成果を出したいなら必須な経験

営業で大きな成果を上げるためには、試練を乗り越えた経験が求められます。本当にピンチになって、どうすればいいかわからない状況を乗り越えてこそ得られる経験や、考え方があります。

苦労したことがない営業は信用されない

苦労の経験を積み続けることで、何事にも動じないメンタルを得ることができます。手ごわい顧客との交渉の場面では、あらゆる要求に対して冷静に接することが求められます。

顧客の言うことに対していちいち「会社に確認します」では信用されません。苦労から得た経験こそ、営業の懐の深さを作り上げるのです。

話のネタになる

辛い経験も、将来的には営業トークや自己紹介で話のネタにできます。

「2年前に失敗して1億の損失を出しちゃってさー」

「あのとき、ミスでお客さんをなくしかけて、1日中謝ってたんですよ笑」

自分の弱みを見せることで、相手からの信用を得ることができます。いわゆるセルフディスクロージャーという技術です。

例えば、部下とのコミュニケーションがうまく行っていない場合、あなたが取っつきにくい人だと思われているかもしれません。しかし、「自分も昔は部下と同じような悩みを抱えていた」ということをわかってもらえば、部下も心を許してくれるのではないでしょうか?

まとめ:体に不調が現れるまで耐える必要はない

要約

・営業職は多方面からのストレスでメンタル崩壊しがち

・メンタル崩壊しそうになったら意識改革!

・本当にやばいと感じたら逃げる!

営業職は確かにメンタル崩壊しがちな職種ですが、本当に営業で成果を出したい!という状況でない限り、無理に営業職で働き続ける必要はありません

だって、いくら業績を上げようと、会社はあなたの人生の責任を取ってくれるわけではありませんから。

営業は数ある働き方のほんの一部です。自分の人生を最優先に生きましょう!