内定者懇親会をすっぽかしてしまった!やらかした…
内定者懇親会に私服で行ってしまった!服装を確認しておけばよかった…
内定者懇親会でやらかしたら怖いですよね。もしかしたら内定取り消し?なんて不安もあると思います。
でも、内定取り消しの心配はありません。内定通知を受けたら、労働契約が成立するからです。
内定者懇親会のやらかし程度なら平謝りで乗り切れます。新卒の内定者にそこまで期待なんてしないからです。新卒は失敗を重ねながら成長していくものです。
ここでは、内定者懇親会でやらかしてしまった場合の対処法を中心に解説していきます。
Contents
内定者懇親会でやらかしたらどうなる?

やらかしたくらいでは内定取り消しにはならない
内定者懇親会で何かしらの失敗をしたとしても、それが直接内定取り消しにつながることはありません。
内定通知を受けた後は、すでに労働契約が成立しています。つまり、内定取り消しは実質的に、解雇と同様な扱いだということです。
同期や先輩社員から白い目で見られることはあっても、会社がクビにするようなことはできませんし、やったら違法であるということです。
役員、上司からの印象が悪くなるかも
一方で、内定者懇親会でやらかしてしまえば、その後の人間関係に少なからず影響を与えます。
特に、上司や役員に失礼なことを言ってしまった場合、しばらく悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。
例えば、話を聞かずにスマートフォンばかり触っていたり、酒の席で羽目を外し過ぎたりするとマイナス評価を招く可能性があります。
役員や上司は、懇親会を通じて新入社員の人柄や態度を見ています。直ちに昇進や昇給にマイナスになることはないと思いますが、やらかさないよう注意が必要です。
同期のグループから外されるかも
内定者懇親会でのやらかしが原因で、同期から距離を置かれることも考えられます。
・過度に自己主張をし過ぎる
・相手を見下すような発言をする
・空気を読まずに場を破壊する
同期は数少ない対等な立場の仲間です。同期との仲が悪くなると社内の情報を得にくいですし、何より支えとなる仲間を失います。
自己紹介や懇親会でやらかさないように、一層注意が必要です。
周りから浮いてしまうかも
自己紹介でうまくしゃべれなかったり、服装を間違えたりで自分だけ浮いてしまうことも考えられます。
ただ、浮くくらいであれば耐えるだけでなんとかなります。誰かに迷惑を掛けたわけではありませんし、新入社員のかわいい失敗の一つと言えます。
死ぬほど恥ずかしい思いをするかもしれませんが、時間が経てばみんな忘れるので心配はいりません。
やらかした後の対処法

迷惑をかけていなければ、気まずさに耐えるだけ
やらかした結果、他人に迷惑をかけていないのであれば、気まずさに耐えるだけです。
時間が経つにつれて、周囲の人もその出来事を忘れてしまうことが多いです。特に、他人のやらかしなんか数日で忘れてしまいます。
そのため、過剰に落ち込んだり自己弁護をするよりも、時間が解決してくれるのを待ちましょう。
やらかして迷惑を掛けたなら平謝りするしかない
やらかしたことによって他人に迷惑をかけてしまった場合、素直に謝罪することが唯一かつ最善の方法です。
・寝坊による遅刻
・飲み過ぎてやらかす
・上司に馴れ馴れしく接する
変に誤魔化そうとすると、相手の不信感を強めるかもしれません。しかし、誠実に謝ればそれ以上相手の心象が悪化することはないでしょう。
やらかしたら、その後の行動によって信頼を取り戻すことが大切です。
内定者に過度な期待はしていない
そもそも企業側は内定者に対して、最初から社会人としての完成度を求めているわけではありません。
むしろ、未熟な部分があることを前提に伸びしろを期待しているはずです。つまり、期待されているのは失敗から学ぶ姿勢や改善に向けた行動です。
やらかしたとしても、そこからいかにリカバリーする姿勢を見せられるかの方が重要です。
内定者懇親会の目的

内定辞退を避けるために囲い込むため
内定者懇親会は、内定者に入社の意思を固めてもらうための場でもあります。
内定辞退のリスクを減らすため、会社の魅力を伝えたり、内定者同士のつながりを作ったりすることも目的の一つです。
今ではないかもしれませんが、バブル期は内定者を旅行に招待して、物理的に他社内定を受けられないようにするといったこともあったようです。
内定者とのコミュニケーションを図るため
懇親会は、内定者と会社の間でコミュニケーションを深めるための場でもあります。
会社は、これから一緒に働く仲間になる内定者との仲を深めるために、このような場を設けています。
入社してからいきなり顔を合わせるよりも、仕事が関係ない場でお互いを知っていた方が後々やりやすいですよね。
また、内定者同士が親睦を深めることで、入社後の協力体制を築く基盤にもなります。
内定者懇親会の内容

挨拶、自己紹介
懇親会の始まりには、まず挨拶とお互いの自己紹介が行われます。
ここでは自分の名前や大学、趣味や意気込みなどを伝えることになると思います。相手が質問しやすい内容を伝えると、その後の食事会で話のタネにすることができます。
自己紹介はやらかしやすいポイントが多いので、あくまで普通に自分の情報を伝えることにとどめましょう。
・長々と喋りすぎてしまう
・はっちゃけすぎて場がしらけてしまう
・印象に残りたいと思って、余計な一言を付け加えてしまう
緊張する場面ですが、笑顔を忘れずにリラックスして臨みましょう。
社員との座談会
懇親会のどこかで、社員との座談会が行われることもあります。
ここでは先輩社員が内定者の質問に答えたり、仕事の内容や社風について語ったりします。内定者にとっては会社について直接知る良い機会となります。
面接では聞きにくかった情報をここで積極的に質問しましょう。福利厚生や残業時間などの質問も、内定を得た後なら聞いても問題ありません。
また、会社への関心や熱意をアピールできる場にもなります。
食事会、飲み会
内定者懇親会のメインは食事会や飲み会ではないでしょうか。食事中のリラックスした雰囲気の中で、社員や同期と自由に話すのは楽しいものです。
しかし、気を抜いてやらかしやすいポイントでもあるので注意しましょう。
・飲み過ぎて社員、同期に迷惑を掛ける
・全く喋れなくて浮く
・社員に失礼な態度を取ってしまう
私が新卒で入社した建材メーカーでは、過去に無礼講という言葉を真に受けて役員の頭をひっぱたいた人がいたそうです。
無礼講と言われても、社員は立場的にも人間的にも上の人たちです。羽目を外し過ぎず楽しみましょう。
内定者懇親会でのやらかし

日にちを間違えた
内定者懇親会でよく聞くやらかしは、日付を勘違いして参加できなかったという失敗です。
もし、すっぽかしてしまったら、気づいたときにすぐに会社に連絡を入れましょう。内定取り消しはできないとはいえ、約束を守らなかったということは事実です。
今はスマホの通知機能も充実しているので、予定日の1日前、1週間前にアラームを入れておくことも手です。
遅刻してしまった
日にちを間違えたと同じくらい目にするのは、遅刻してしまったというやらかしです。
交通機関の遅延も原因の一つですが、家を出る時間を間違えたり寝坊してしまったりして、間に合わなかったということもあり得ます。
遅刻が確定した場合は、まずは速やかに会社に連絡を入れましょう。到着後は、真摯に謝罪し、態度で挽回する努力をしましょう。
内定者懇親会とは違いますが、私は新入社員研修で寝坊して乗る予定の新幹線に乗れず遅刻したことがあります。その時はとにかく平謝りで許してもらえました。
やらかしたことよりも、そのあとのリカバリーの方が重要です。
服装を間違えた
内定者懇親会で、服装を間違えて参加してしまうこともよくあるミスです。
いくら私服OKと言っても、会社の集まりにラフな格好で行くべきではありません。始めて会社の人と会うときには、オフィスカジュアルの服装で臨めば間違いはないでしょう。
少なくとも、パーカーや柄の入ったシャツなどは避けた方が無難です。というかそのような服装で行くメリットがありません。
髪を染めてしまった
内定をもらったからと言って、髪を染めた状態で内定者懇親会に臨むのは好ましくありません。社会人としての常識を意識していないと見られる可能性があります。
会社や業界の社風によっては、染めていても問題ない場合もあると思いますが、染めないほうが無難であることは間違いありません。
もし髪を染めてしまった場合は、懇親会までに戻すなど改善策を講じましょう。また、事前に会社の雰囲気を調べておくことも予防策になります。
同期とコミュニケーションが取れなかった
緊張などで同期と話せないまま終わってしまうのもよくある失敗です。
どうしても大人数で話すのが苦手な場合は、自分と同じように会話の輪に入れていない人に話しかけるのがオススメです。
しかし、入社後に話す機会もあるので、あまり重く受け止めなくて大丈夫です。
内定者懇親会でやらかさないためのポイント

日時を確認しておく【スマホのスケジュール登録】
懇親会の日程を間違えないように、スケジュールを事前にスマートフォンや手帳に記入しておきましょう。
スケジュールが決まったらすぐに、というのがポイントです。後回しにすると忘れる可能性が高くなります。
確かに、内定者懇親会でやらかした程度では内定取り消しにはなりません。しかし、初顔合わせという重要な場で無断不参加は避けたいです。
服装に気を付ける
服装規定も事前によく確認しておきましょう。指定がない場合、清潔感のあるビジネスカジュアルを選ぶのがおすすめです。
・スーツ着用・・・絶対にスーツ
・私服可・・・オフィスカジュアル(白いTシャツにジャケット+チノパンなど)
いくら私服OKでも、パーカーや文字の入ったシャツで行くのは避けるべきです。あくまで会社主催の場であることは忘れないでください。
ビジネスの場であることを忘れずに
懇親会は、就職活動も終わり緊張感の解けた雰囲気の中で行われることが多いです。しかし、あくまでビジネスの一環です。
言葉遣いや振る舞いに気を付けるのはもちろん、日時や服装の確認も怠らないようにしましょう。また、酒の席であっても羽目を外さないことが大切です。
自己紹介を事前にまとめておく
自己紹介でやらかしたくない場合、事前にまとめておくことをオススメします。自己紹介は内定者懇親会の中で必ずと言っていいほど求めらます。
2-3回自分でリハーサルしてみてもいいかもしれません。
ポイントは、相手が質問してみたくなる内容を話すことです。うまく話せればその後の食事会で社員や同期から質問してきてくれるので、スムーズに進ませることができます。
不参加の場合、必ず事前に連絡する
やむを得ない事情で懇親会に参加できない場合は、必ず事前に会社に連絡を入れましょう。連絡を怠ると、社会人としての信頼を損ねる可能性があります。
理由を正直に伝えた上で、入社式の時に改めて「申し訳ない」といった姿勢を示すと良いです。
まとめ:内定者懇親会で迷惑を掛けたらとにかく謝る

内定者懇親会での失敗は心配になるものですが、過剰に恐れる必要はありません。
・内定取り消しはあり得ないと言ってもいい
・迷惑を掛けたら、とにかく謝る
・自分が恥ずかしいだけで済むなら耐える
大切なのは、失敗した後にどのように対応するかです。誠実さをもってリカバリーに努めれば、信頼を築き直すことができます。懇親会を通じて新しい環境に少しずつ慣れ、自分を成長させるきっかけにしましょう。